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Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



退院後は、月一回のペースで激しくお腹を壊すのでつ。
原因を考えてみたが、薬の副作用で腸に影響するようなものはないし(胃はあるけど)、特に変わったものを食べたわけでもない。
月に一回というのが気になる。

月のものか?いやいやそんなバカな。
月一回、便が柔らかくなるからイタロ・カルヴィーノのせいかも知れない。
などと、しょうもないことを考えていたが、わかってしまった。
セレーネの呪いだ。

セレーネのわがままと美形好きは有名である。そのためにエンディミオンを動かなくしてしまったぐらいだ。
ところが、動かないエンディミオンに飽き足らなくなったセレーネが私に触手を伸ばしてきた。
これはまさに触手みたいなもので、月から雫みたいなのがにゅうっと伸びてくるのら。あの月は柔らかいんだよん。
(このあたりは以前にも、このブログに書いているけれど)
私はというと、月が空にある間は危険なので、ステラナビゲータなどを使って月の位置を確認、月が沈んでいる間に外出するという面倒な作業を毎日繰り返していたのだ。

しかし、私が心臓をぶっ壊して入院、若さを失ってしまい、その後攻撃はなくなった。当然、もう興味を無くしたと思っていたが、月の女神は、勝利の女神のように気まぐれではないようだ。
てか、執念深い。
若さを失った私に対して今度は逆恨みである。
そもそも日本語も悪い。体の部分をあらわす漢字に「ニクヅキ」なんか使うから、セレーネにつけ入られるのだ。


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BS見てたら、グールドがでてた。(・∀・)ニヤニヤ

1957年、もちろん冷戦下のソ連にグールドが自分から志願していったのでつ。
ギレリスやオイストラフが北米に行って演奏会をやったのに北米からは誰も行っていないからという名目で行ったらしい。
ゴールドベルク(その1)でデビューして間もなくのことで、ソ連では誰もグールドのことを知りませんでしたとさ。
当時のソ連は、宗教が駄目駄目君だったので、ソ連の人たちは基本的にバッハも聴けなかったのでつ。
もちろん、音楽家や音楽を勉強している人たちは知っていましたが。(そりゃそうだ。バッハを知らんで音楽の勉強もないもんだ)

そして彼のモスクワデビューの日、演奏会の曲目は「フーガの技法」
はっきり言ってこの曲、長いしつまらん。大胆にも程がある。

コンサートホールは半分も埋まっていなかった。好奇心のある演奏家や音楽学校の学生だけが聴きに行ったのら。
さて、青白い顔をした青年(24才)が例の異常に低い椅子に座って演奏が始まると、そりゃあもうみな驚きまくり。
聴きに行った人たちの多くがグールドを宇宙人だと思ったそうだ。「地球人にはこんな演奏は出来ない」というのがその理由。
アシュケナージもそう思った。(本人談)

さて、「フーガの技法」の演奏は長く、途中、かなりの休憩時間があった。
演奏を聴いた人たちは電話口に殺到。
知り合いに後半だけでも聴きにくるようにと伝えるためなのら。
というわけで、後半は大入り満員。
演奏終了後はリヒテルが長々と拍手していたそうでつ。

その後の演奏会では、ゴールドベルクをやったということで、こうなるとモスクワの人たちが大熱狂したことは誰でも予想できちゃうわけだにゃ。
(といってもあまり大騒ぎできなかっただろうけど。ソ連だから)

基本的に演奏を聴いた人たちの口から出たのは「奇跡」という言葉でした。

そのあとベルクなどの演奏やレニングラードでの演奏会の話も続くんだけど、こりゃいわんでもいいやね。

グールドはソ連にはかなりこだわりがあったらしく、芸術が軽んじられているということでソ連に抗議したそうだ。
ソ連の国民がそんなことしたら大変なことになっていただろうけど。(ソ連だから)
カナダ人でよかったね。

アシュケナージとかロストロポーヴィッチとか話してて面白かったずら。
(グールドはあまり出てこなかったけど)

リヒテルの言葉
「私はグールドのようにバッハを上手に演奏することが出来るよ。でもなぜしないかというと、そうするにはグールドのようにたくさん練習しなければいけないからさ」




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