(古いブログに一度書いたんだけど、古いのは消えたので、こっちに再掲載。)
燃料電池の車が中心になるような雰囲気ですが、もっと強烈なのが、空気自動車。
http://www.theaircar.com/index.html
以前、ニュースステーションか「タモリの~」(なんだっけ)かなにかでやっていたような気がしますが、空気で走るんだから凄い。
圧縮空気で動かすようなのですが、単純に圧縮空気でタービンまわすとかではなく、基本的にはエンジンのようです。
冷却した圧縮空気に普通の温度の空気をふれさせて断熱膨張とかそうじゃないとか。
上のサイトでは、あまりちゃんと原理が書かれていないようですが(これが怪しさの原因)、要は空気でピストンを動かすのです。
その他、液体空気というのもあるようです。
ちょっとここで、車のあるべき姿について整理します。(車に限らないけど)
(1)クリーンであること
(2)燃料が(化石燃料のように)いずれ底をつくようなことのないこと
(3)エネルギー効率がいいこと
(4)燃料が(そこそこ)安いこと
(5)インフラに莫大な費用がかからないこと
(6)失業者がでないこと
(7)さっさと給油じゃないけど、詰め替えや充填や充電が出来ること
あとは、それなりに速くて、走行距離がある程度あればいいのです。
(1)~(2)は必須で、(3)の場合、効率が悪いと(1)や(4)(5)に影響するのでほぼ必須。
(5)は一応なんとかなるでしょう。
(6)は不況下では結構重要。
以下、それぞれの車について(1)~(7)についての考察
A 燃料電池で走る車
(1)はオーケー。
(2)も一応オーケーです。要は電気ですから、何で電気を作るかが問題ですが。
(3)一見、ガソリン車よりも効率がわるそうですが、実はガソリン車よりもいいようです。(from 教育テレビ)
(4)これは電気の作り方次第。
(5)インフラの心配はあまり要らなそう。
(6)ここが問題。ガソリンスタンドの立場は?
「おうちで充電出来ちゃうとこまるクポ。」
今のガソリンスタンドがまったくなくなることもないけど、このままでは大幅に失業者がでそうです。
(7)も問題。
そこで、「エネパック」とかネーミングして電池毎積み替えるステーションにすれば、「エネオス」などは名前を変えなくてもいいのではないか。
時間もかからないし予備のエネパックはレンタルのようにするのだ。
スピードについてはなんとかなっているようです。まあ、トヨタやホンダが本気でやれば性能の面で出来ないことはないだろうから。
(ル・マンに出れそうなくらい凄いのもあるようです。モーターで直接駆動させる仕組みのようです。from 教育テレビ)
B 圧縮空気車
(1)まったく問題なし(空気だもの)
(2)もちろん、問題なし
(3)ここがわからないけど、もんだいなさそうだよ
(4)安そう。(100キロ走るのに90円ぐらいだそうです。安すぎだろ)
(5)ガソリンスタンドでやる
(6)は(5)から問題なし
(7)これも問題なさそうです
というわけで、エア・カーの話(スペックやらなにやら)が概ねはずれでなければエアカーの勝ちです。(要するにインチキじゃなければ)
スピードはあまり出ないかも知れないけど、そもそも国内で時速200キロ出せる公道はありません。
もちろん、300キロまで出せる車を80キロで走らせる分には車自体は極めて安全なんだけれども、空気自動車の場合、エンジンと燃料タンク以外がガソリン車と同じならいいわけだから。
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