対策

今日は、自分の実戦譜ではない。
知り合いの幽玄6段の方がよく打つ手を検討してみたいと思う。
以前、囲碁バーでも、僕とＫ西君と本人の3人で検討をしました。

本人が高確率で見てると思われるので、少し書きにくいのだがｗ





ツケヒキ定石はよく見ますが、ツケた後二線に下がる打ち方を愛用しているのだ。

でも、僕が白の立場だとして、しっかり咎めなさいと言われると、手が止まってしまう。





知り合いの対戦相手が打つ変化の一例。

これは流石に黒良いよね？
勝負はまだまだ先だろうけど。





わかりやすいのは、この変化。
局面によっては、白8はＡでしょうか。

でも、個人的には白を持ちたくない。
互角なのかどうかも、僕にはわかりません。





僕やＫ西君が、真っ先に考えるのは、黒7の後の白8。

続いて、黒Ａなら白Ｂという感じさ。

しかし、本人は黒9を用意している。
白としても、この後の進行を研究してないと難しくなりそう。





ナダレたらどうじゃ！！？
というと、黒7に下がってくるｗ

黒11と貪欲に打ってくるそうだ。


この方とは、支部対抗の三将戦であたる可能性もあるんだよね。
まあ、一間高ガカリじゃなく、小ゲイマガカリや大ゲイマガカリとかでも1局ですけどね。

でも、真っ向勝負で勝つのが一番格好良いから、敢えて一間高ガカリしてみたい気持ちもある。


正直、これらの打ち方そのものには感心する。
形勢を良くしようとしているね。

僕もＩ城先生によく言われる。
「五分五分の手じゃなく、自分が良くなる手を打たなきゃダメですよ」と。
Ｉ城先生は定石嫌いで、形を決めるような碁を嫌いますからね。


何度か、こういうことを書いたことがあると思うが...。

「なんで、定石通り打たない奴に負けなきゃいけないんだよ！！」

僕が18歳から碁を始めて数年は、頭が固いこともあり、そう思っていたことがある。
でも、皆さんも最低一度は思ったことあるよね？ｗ

しかし、棋力が上がる度に、何でもかんでも定石通りに打ってくる人は弱いということを悟りました。

定石は見て忘れよ？定石は覚えて忘れよ？
そういう感じの格言があるけど、今ならよくわかる。