今日は、呉地方アマ本因坊戦でした。
結果から書きますと...
優勝しちゃいました^^
今年は、7月で29歳になります。
つまり、20代最後のシーズンです。
その大切なシーズンに、良いスタートを切ることができました。
この大会は、名称通りで呉地方だけの本因坊戦で、県大会や全国大会等には繋がりません。
しかし、この大会ね...名誉もそうだけど、いつかあの大きなトロフィーを家に持ち帰りたいなと思っていたのですよw
ただ、今日は原付で行ったため、持ち帰ることが出来ませんでした。明日、車で取りに行きます。
優勝は当然狙っていましたが、本当に優勝できると思っていませんでしたので、原付で行ったんですw
さて、初戦は蒲刈のK村さんと。
この大会で、恐らく1番勝ちやすい相手なんだけど、個人的にはあまり当たりたくない相手です。
常に勝ちますけど、良い気分になったことがありません。
今回も序盤から大差で、僕の白番で盤面何十目の碁を整地して勝ちましたけど、「負けるわけない碁なんじゃが、若いもんには勝てんわい」。
2回戦でI黒さんに勝った後も、「負けてくれたんじゃろ」とか言われました。
M上さんやK畑さんはともかく、I黒さんは絶対に負けようとしないと思いますけどね。
準決勝で、O谷さんに勝った後も「番狂わせじゃ、今日は番狂わせが多いわい」呼ばわり。
おまけに、対局中もジュースを僕の袖に散らしておいて、謝りもしない。
でもね、腹は立つけど、格下呼ばわりされるのは、ある意味仕方がないと思う。
その人は、僕の碁の成長過程知らないし、僕自身も県代表等の実績もない。
つまり、名前で実力の判断をされても仕方がない。
だから、今回は意地でも結果を残そうと思ったよ!!!
この意気が、良い方向へ向かいました。
準々決勝(2回戦)の碁です。
相手は、去年の中国本因坊の県代表I黒さん。
僕の黒番。
形勢不利と見た?白が、右辺白Aと地で頑張りました。
ここで、黒1、3の強行切断!!
これが厳しく、右辺で稼がれた分は挽回して、細かいながらも黒持ちの碁に。
最後は、黒4目半勝ち。
優勝候補の筆頭を破りました!
この碁、何ヶ月か後に中国新聞夕刊に載りますので、詳しい進行は書きません、夕刊でお楽しみに^^
本来なら、決勝戦の碁が夕刊に載るのですが、決勝と準決勝は、相手の方のポカだったので、この碁を後で採用することになりましたw
準決勝は、去年の呉アマ本因坊、安浦のO谷さんです。
呉アマ本因坊は勿論、県代表も何度かなってるベテランです。
白番です。
この碁は、中央の戦いで戦線離脱のような手を打ち、厳しい攻めを喰らい、今日一番内容の悪い碁でした。
それでも、なんとか喰らい付き長期戦へ...のはずだったのですが、黒1がビックリのポカ。
白2で、右上が頓死して、中押し勝ちとなってしまいました。
黒Aには、白Bで潰れていますね。
眼形をうっかりされたのでしょう。僕も似たようなミスをすることがあります。
更に、中央黒も危ないのでは?と、検討しましたが、白Cや白Dだと、△印の大石のダメ詰まりの関係で、なんとか生きてるみたい。
ヨミ抜けが無ければだけどねw
ツキのある勝ち方をして、ついに初の決勝へ。
決勝は、K畑さん...ではなく、K畑さんを破ったA川さん!
もしかしたら、今日の優勝はこれが一番大きかったのかもしれないw
K畑さんは天敵なので、勝てる気がしませんからね。
決勝は、僕の白番です。
何故、この碁が夕刊に採用されなかったかというと、準決勝同様、黒のポカで短手数で終わってしまったからですw
白6に、黒がウッカリ7とツギ、白8と助けつつシチョウなんですよ><
あれほど果てしなく遠かった、呉アマ本因坊の座が、こうもあっけなく手に入ってしまいました。
ただ、この碁は白が悪かったです。
白4は、I城先生に「そんなお嬢さんのような手じゃダメよ」と叱られましたw
4では白Aと、ダメを詰めにいく一手のようだ。
なるほど、△の黒石の負担もあるから、なんとかなるのだろう。
というわけで、念願の初優勝。
来年は、生意気にも連覇を狙わせていただきますw
もう、県代表経験者に勝っても「番狂わせ」だなんて言われないようにしたいですね!
明日の中国新聞朝刊が楽しみだ。
朝日や毎日と違い、読んでくれてる地元民が多いはずなんで、ちょっと照れくさいですw