好きな碁形

最近は、仕事が忙しかったり、資格勉強してたりで時間が少なかったので、久しぶりの実戦譜の投稿だ。
幽玄で昼に打った碁。7段戦で、僕の互先黒番である。




補足：白46(1の右)、白62(85)

右下黒7からの形と、左辺黒21からの形は、僕の大好きな碁形である。
朝日アマでも黒番が当たれば、この碁形を目指して打っていこうと思う。
白番でも向かい小目固定の布石を打とうと思う。タスキ型になってしまったときは、星か三々に打つかもしれないが。

とりあえず、地を取り、厚く打ち、戦いにもヨセにも強い碁を打ちたい。
でもこれ、僕だけじゃなく、碁打ち全員が考えてることだよなｗ

さて、実戦ですが、黒39の好点を打った後、白40。
個人的には、ここに誘い込めば黒のペースだと思う。冷静に黒41で腹が立たないと思う。
白42など受けるつもりはない。切断すると、右辺黒は強固になるし、切られた黒が中央に顔を出せば右下白も苦しくなるだろうという考えだ。

白46(1の右)のツケへの応手は少し考えた。
結論としては、「まあ、利かされてもいいか」ってところ。
右辺は強固だし、右上白は眼が相変わらずない。

さて、白64からが本番だ。
僕の勝手な感覚だと、白をノックアウトできるような気がして黒65～69と打ちました。

白70には、黙って黒71だろう。
下手に動くと、白86あたりも利きになって、実戦でも打たれてる白72で黒が終わってしまう可能性が高い。いや、終わるだろう。

こういう形になると、なかなか黒は捕まらないだろう。
白82も、黒83と抜けば特に脅威はない。そして、白86はどうしても省けない。
最後に黒87から、わかりやすく黒脱出さ。
右辺白は自然消滅。黒中押し勝ち。

でもこれ、些細なことだけど、白36、黒37の何気ない交換が結果的に敗着になってるんだなｗ
多分、白は黒から3線にワリツギを打たれたくなかったのかもしれないが。
そう考えると、黒も結果的に勝っただけで、どこか譲歩しないといけなかったか。

一見すると完勝してるようでも、反省点が何点も出てくる。
これだから、囲碁の勉強は面白いよ。