SSSUUUの囲碁日記

広島県呉市のアマ三大棋戦広島県代表を夢見る碁打ちの日記(戯言)です

井目の碁

2013年05月07日 20時22分39秒 | 級位者向け
いつも、自分の互先の碁ばかり載せているが、今回は井目(9子)の碁を載せようと思う。
読者の皆様も、高段の方もいれば、初心者・級位者の方だっているでしょう。
僕が上手の立場として、どう打たれたら嫌だとかを、恐縮ながら偉そうに解説しようと思います(笑)。




この対局は、先日のフラワーのアミーゴで、女性の方と井目で打った対局。

井目という手合い上、仕方がないことですが、27手までで手直ししたいポイントがいくつもある。
27手まで、いくらなんでも白が逆転してるわけじゃないが、この左辺の形なら白ペースになっていくだろう。

黒Aのツケでワタリはあるけど、井目の碁で黒が打つのは酷な話かもしれない。





白1の打ち込みには、黒2と中央へ頭を出せば、白はそれだけで困ります。
級位者の心理として、黒2はAのハザマが怖いと思うのなら、Bでも打てるでしょうし、Cでも打てます。

これ、白どうすりゃいいの?(笑)

わざわざ、前譜の10~13のように窮屈に打つ必要はないのです。





この白1のときでも、天元と連絡をすればわかりやすいでしょう。
白はAかBあたりに頑張ってボウシかもしれませんが、黒Cあたりで逃げていくと、僕が上手なら長考に沈むでしょう(笑)。

井目の碁なら、とにかく上に石が行き、弱い石を作らなければ、勝手に勝利が転がり込んでくるものだと思います。




白1と裂かれた場面でも、黒は動揺する必要はありません。
実戦でも打たれた黒2は中々だと思います。ただ、実戦図の黒20に問題があっただけ。
白は上辺に目なんて行ってないので、実戦図の黒20は白に誤魔化しのチャンスを与えた。

黒4と、2の石と連絡しておけば何てことはない。
Aのハザマが怖いというのなら、Bでもいい。

繋がっておけば、左上隅は白に入られても、地だけの問題。
いや、入る前に△印のあたりが薄すぎるので、いかに井目の碁でも白は守るとしたものだろう。

そして、黒に先手が回るというストーリー。
左上守るなり、下辺動くなり、右上攻めるなり、好き勝手やればいいじゃないですか^^

「石が上に向かうように打つ」
「石が繋がるように打つ」
「弱い石が出来ないように打つ」

とりあえず、この3つが大事。
地合いなんて考えなくていいのですよ。これらを守ってれば、勝手に勝てますから。


級位者の方、そしてアミーゴの方々がこの記事を見て、少しでも棋力向上のプラスになったと思っていただけていたら、嬉しいです^^

U木さんやK谷さんやK西君が、井目の碁で狼狽えるところを見てみたいな(笑)。
僕と打つときは、あまりいじめないでくださいね><
コメント (4)
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