オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

それでいいよ、大丈夫。

2008年10月09日 22時37分49秒 | オンマの話
 子ども達が学校からもらってくる身体測定や各健診の結果報告書、病院でもらう薬の処方箋などを、食器棚の引き出しにまとめて入れてあったのだが、とうとうパンク寸前になったので、整理しようと引っ張り出すと、あるセミナーの資料が出て来た。

 息子が1歳のころ、ママ友Tさんに誘われて行った、「おや・ねっこセミナー」というものだった。

 このネーミングの由来となる、相田みつをさんの書が、表紙になっていた。

 「花を支える枝
 枝を支える幹
 幹を支える根
 根はみえねんだなぁ」

 じんわり、じぃんと来る言葉である
 

 あの頃、私もTさんに負けず劣らず、マジメで神経質な母親だった
 資料に線を引いたり、メモしたり。

 正直、今見ると笑っちゃうメモもあった

 でも、まぁ、こういう時期も経て、今のようなゆる~い母親になっていくのだ

 そして、何よりも思ったのは、

 本当に悩んでいる母親ほど、こういう場所には来やしないのだ



 最近、母親がわが子を殺す事件が相次いで起こったとき、ウチの息子は、ニヤリと笑いながら
 「オンマ、殺さんとってよ」と言った。

 本人は、関西人でお約束の、の音が聞こえると
 「ほら、あんた迎えに来たで」
 というニュアンスの軽いノリだったのだが、私は、軽く聞き流すことができなかった


 今悩んでいる、育児中の母親が、本当にほしい言葉は、こんなセミナーの説教じみた言葉ではなく、

 「それでいいよ、大丈夫」
という言葉なのだろう、と思う。

 実際、私だって、そうだったもの。

 母親は、いつも、自信がない。
 「こうすればいいねん」というアドバイスも、もちろんありがたいのだが、あの頃の私は、いつも、
 「上手に子育てしてるやん」
という母親の言葉が、何よりも嬉しかったものだ

 だから、私も、いちばんしんどいんやろうなぁ、という頃のママさんと話す機会があると、いつも、一番に言うようにしている。

 「それでいいねん。大丈夫やで」と。


 とか言いながら、私も、今もまだまだ、自信がないままだ。
 そんな時は、やっぱり、母に会いに行く。
 子ども達の頭をなでながら
 「大きくなったなぁ。えらいなぁ。オンマもここまで、上手に育てたなぁ」
と言ってもらうと、やっと安心するのだ


 あと、gooでお友達になった先輩ママさんたちのコメント。
 これも、かなり、効いてます
 いつも、ありがとう。