10人の死闘
ヨーロピアンリーグ1回戦第2戦。17分に相手選手の退場で数的優位に立ったグレートブリテンだったが、それを感じさせないアヤックスの前にゴールを割れずにいた。82分、チャールズのゴールで均衡を破り、90分を戦って1-0で勝利したグレートブリテン。対戦成績を1勝1敗とし、トータルスコア1-1で勝負は延長戦へ突入した。
延長前半、グレートブリテンは1人少ないアヤックスに攻め込まれていた。
101分、右からのクロスをフランク・ファン・エミリクがダイビングヘッドは右に逸れて、グレートブリテンはピンチを免れる。
更に103分、またも主将のエメリクがミドルシュートでゴールを狙うが、これはバングが弾く。CKからエリアにボールを入れられるもクリアで難を逃れた。
ナサン・コリンズ(まずい。うちの選手たちにも疲れが出ていて、数的優位はアドバンテージでなくなってきている)
コリンズ監督の言うように、エドガーやチャールズがトラップした後に大きくボールを弾いて、相手に取られている。
そして、試合が動いた。
118分、左からのクロスをアヤックスの主将エメリクがノートラップでシュート。意表を突かれたバングは反応が遅れ、ゴールを決められる。終盤に来て、グレートブリテンにとっては痛い失点だ。
しかし、グレートブリテンも諦めない。
アディショナルタイムにチャールズがファウルを貰ってFKを得た。同点のチャンスだ。ここで決めればベスト8進出である。
チャールズの直接FKはバーを直撃。
チャールズ「くっ!・・・」
実況「チャールズ選手のFKはバーを直撃。グレートブリテン、万事休すか」
「まだだ!」
センターバックのリオ・ファーディナンドが跳ね返ったボールをヘッド。
実況「ファーディナンドのヘッドをGKパドロームがキャッチ。そして、ここで試合終了のホイッスル」
アヤックス 1-1 グレートブリテン
(得点) 82分 チャールズ(グレートブリテン)
118分 フランク・ファン・エメリク(アヤックス)
(退場) 17分 レジテ・スクールマン(アヤックス)
グレートブリテンはベスト8ならず、1回戦で敗退した。