
東京に出張した際、東京駅丸の内側にある丸善に文献を探しに寄ったのですが、ここの2階にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)のショールームがあります。ここでは様々な宇宙開発関係の資料が閲覧できますが、大型ディスプレイによる月周回探査機「かぐや」の撮影した、月面のハイビジョン動画は素晴らしい。自分がかぐやから月面を見下ろしているかのような錯覚を覚えます。
さて「かぐや」は先週、1971年7月31日に月の北半球にあるハドレー谷に着陸したアポロ15号の着陸痕(写真:JAXA提供)を撮影しました。アポロ計画終了後にアポロ計画が遺した痕跡を撮影したのはこれが初めです。写真の赤い円で囲われた部分です。
ところで「アポロ計画陰謀論」ってご存知ですか。詳細はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96 に記述されていますので詳細は省略させていただきますが、一言で言うとアポロ計画の月着陸は実はアメリカ政府による捏造で、実は月に人は行っていなかったという荒唐無稽なトンデモ話です(Wikipediaにまでこの言葉がのっているのが驚きでした)。
ところが意外と信じている人が多いようです。困ったものです。大体、月着陸が嘘だというのなら、アポロ11号、12号、14号、15号、16号、17号の飛行士が採取した総計382キログラムに達する「月の石」はどこから来たというのでしょう。大阪万博や愛知万博で展示された「月の石」。月の石は、その後世界各国の研究機関に配分されました。日本にも東京大学理学部に配分されています。東大理学部の武田弘教授(現名誉教授)は地球に落下した月由来隕石と月の石との比較研究で多大な業績を挙げています。日本はこの分野ではすごくいい仕事をしているのです。
それにソ連が無人月着陸探査機ルナ16号が1970年9月20日に採取した月の石(たった101グラムでしたが)とも比較検証されているわけです。世界各国の研究者によって月の石が調べられている以上、それが偽物なら直ぐにばれてしまうでしょう。
特に旧ソ連は当時、アメリカと月への宇宙開発競争を熾烈に繰り広げていました。もしアメリカがインチキをしていると見れば、あらゆる合法・非合法な手段を使ってでも証拠を摑みアメリカを糾弾しこき下ろす材料にしたでしょう。
さて「かぐや」は先週、1971年7月31日に月の北半球にあるハドレー谷に着陸したアポロ15号の着陸痕(写真:JAXA提供)を撮影しました。アポロ計画終了後にアポロ計画が遺した痕跡を撮影したのはこれが初めです。写真の赤い円で囲われた部分です。
ところで「アポロ計画陰謀論」ってご存知ですか。詳細はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96 に記述されていますので詳細は省略させていただきますが、一言で言うとアポロ計画の月着陸は実はアメリカ政府による捏造で、実は月に人は行っていなかったという荒唐無稽なトンデモ話です(Wikipediaにまでこの言葉がのっているのが驚きでした)。
ところが意外と信じている人が多いようです。困ったものです。大体、月着陸が嘘だというのなら、アポロ11号、12号、14号、15号、16号、17号の飛行士が採取した総計382キログラムに達する「月の石」はどこから来たというのでしょう。大阪万博や愛知万博で展示された「月の石」。月の石は、その後世界各国の研究機関に配分されました。日本にも東京大学理学部に配分されています。東大理学部の武田弘教授(現名誉教授)は地球に落下した月由来隕石と月の石との比較研究で多大な業績を挙げています。日本はこの分野ではすごくいい仕事をしているのです。
それにソ連が無人月着陸探査機ルナ16号が1970年9月20日に採取した月の石(たった101グラムでしたが)とも比較検証されているわけです。世界各国の研究者によって月の石が調べられている以上、それが偽物なら直ぐにばれてしまうでしょう。
特に旧ソ連は当時、アメリカと月への宇宙開発競争を熾烈に繰り広げていました。もしアメリカがインチキをしていると見れば、あらゆる合法・非合法な手段を使ってでも証拠を摑みアメリカを糾弾しこき下ろす材料にしたでしょう。