博多住吉通信(旧六本松通信)

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世襲とは

2009年04月28日 | 時事
 23日の朝日新聞の報道によると民主党の政治改革推進本部(岡田克也本部長)は総会を開き、国会議員の世襲について、同じ選挙区から親族が続けて立候補することを認めない方針を決めたそうです。次の総選挙から適用し、マニフェストにも盛り込むということです。自民党でも同様の動きが進んでいるようです。
ソースです ⇒http://www.asahi.com/politics/update/0423/TKY200904230128.html

 議員の「世襲」は一般には否定的に見られることが多いように思います。政党が独自の方針で「世襲」を認めない方針を打ち立てることは自由だし、政党としての一定の見識を示すものだと思いますが、世襲だから悪いとは単純には言い切れないですね。だいたい、議員の場合は選挙で選ばれるのですから、「世襲」のだめ議員が当選するようなことがあれば、それは明らかに有権者の責任です。有権者が決定すべきことのような気もします。
 
 世襲と言えば、北朝鮮の金正日総書記が有名です。こちらは少なくとも民主的な選挙の洗礼を受けてはいない。
 今から31年前の1978年に日本の新聞で初めて当時の金日成主席が自分の息子を後継者にする可能性がでてきたと報じられていました。このとき、私は高校3年生でした。その記事を読んで衝撃を受けた記憶があります。当時私の友人で在日2世のA君がいました。よく彼の家に遊びに行っていました。A君の御父さんは民族系教育機関の教員でした。北朝鮮の支持者でした。A君もそうでした。当時の韓国は軍事政権下にあり、詩人の金芝河事件とか金大中事件とかあっていい印象は無かったので、私も南の軍事政権よりは北の方がましだろうと思っていました。それだけに上記の世襲の記事には正直がっかりしたのです。翌日学校に行って早速A君に意見を聞いてみると彼も「おかしいと思う」と即答しました。A君がそういうぐらいですから多分北朝鮮に同情的な人も皆同じように思ったのだろうと思います。
 それから私は、そういう事例が他の社会主義国においてあったのか調べてみました(受験勉強もそっちのけで)。(続く)

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