博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

ケレスの海

2016年05月11日 | 宇宙開発・天文

 たびたび、このブログでも取り上げております準惑星ケレスのNASA探査機ドーンによる詳細調査ですが、最新のNASAの映像をご紹介します。上の写真は「謎の光点」の基とみられるハウラニクレーター(直径34キロ)を上空385キロから撮影した写真です。白っぽい物質が光の正体らしいのですが、昨年12月15日にこのブログでご紹介しましたように、地球ではエプソム塩と呼ばれる物質で、これは入浴剤などに使われているのだそうです。

 ケレスはドーン到着1年前に欧州宇宙機関(ESA)の観測で大量の水蒸気を噴出していることが分かっています。水が存在することは間違いないようです。ことによると木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドスのように地下海があるかもしれないという期待が生まれています(熱と水がある所には、ことによると生命も・・・)。水の量が分かりませんし、それに、エウロパやエンケラドスのような潮汐力などの熱源が見当たらないので現時点では何とも言えないようです。ドーンが何か発見できるといいですね。天然の放射性物質の崩壊による熱源がもしあれば部分的に温泉のような場所が地下の空洞などにあるかもしれません。その温泉はエプソム塩を含んだ快適な温泉かもしれませんね。

 遠い未来、太陽が赤色巨星に膨張していくときに、ある段階ではケレスの表面温度が水の融点を超える時が来るかもしれず、その時はケレスの表面に薄い氷の張った「海」が広がるかもしれません。

上の写真はNASAのホームページから引用させて頂きました ⇒ http://www.nasa.gov/feature/jpl/new-ceres-images-show-bright-craters


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。