羽花山人日記

徒然なるままに

鼾と寝言

2021-11-07 15:26:13 | 日記

鼾と寝言

自分の鼾で昼寝から目が覚めた。あるいは,眼が覚めた時に,鼾の名残を聞いたのかもしれない。とにかく,そういうことが時々ある。

高校時代から,鼾と寝言が大きいことはひとから言われていた。これに歯ぎしりが加わっていたのだが,今は,寝るときに入れ歯を外すので,やりたくてもできない。

高校時代のクラブの合宿の時,見回りの上級生がわたしの寝具の乱れを直してくれた。2,3歩行き過ぎた時,後ろで「バカヤロウ」とわたしが寝言でいうのを聞いて,よほど起こしてひっぱたいてやろうかと思ったそうだ。「すみません」とあやまった。

友人と3人でツアーに行った時,2人部屋と1人部屋を交代で使うことにしていたが,余りにもすさまじいわたしの鼾に,わたしはいつも1人部屋でやすむことになった。

結婚する時,家庭裁判所で調停員をしていた友達に,寝言と鼾は離婚の原因になり得るのかと聞いたところ,「なる」と言われ,いささか気になっていた。

結婚して初めて,カミさんの実家に泊りがけで行った時,わたしの寝言が家中にひびいて,家人がみんな廊下に飛び出したそうだ。ところが同じ部屋に寝ていたカミさんは,白河夜船で全く気がつかなかったという。どうも彼女は,寝言と鼾に対する感受性が低い性質だったらしい。

おかげで,これまで離婚されないでいる。

 

涅    槃

2007年8月,タイの寺院にて撮影。

コメント (4)
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