クライマックス
プロ野球のテレビ中継はほとんど見ないのだが,11日のヤクルト・巨人戦を見ていた。
0対0,6回の裏,2アウト二・三塁のところで,原監督は8番打者の敬遠を申告した。次の打者は投手の高橋。当然高津監督は代打に川端を起用した。カウント2-2から3-2になった時,菅野の腕は縮んでいた。案の定押し出しの四球。わたしは,ここでセリーグクライマックスシリーズの命運は決まったと思う。
評者によると,原監督は9番に代打が出ることを予測して,それまで巨人打線を沈黙させていた,高橋投手の交代を狙ったのだという。策士策に溺れたか。
日本シリーズは,昨年のビリ同士。両方を応援しよう。
箜篌(くご)
テレビの画面を撮影
今週の『おんがく交差点』のゲストは,ハープ協会会長の篠﨑史子さんで,日本の古代ハープ「箜篌(くご)」が紹介された。
箜篌は,1983年に正倉院に残っていた残欠から,木戸敏郎さんが壁画を参照して復元したもので,1986年に鳥養潮さんが初めて演奏し,篠崎さんも翌年演奏した。23本の弦からなり,西洋ハープとは左右が逆になっているそうだ。音の響きは琴を連想させた。
大谷康子さんとのコラボは,篠崎さんのお弟子さんの故佐々木冬彦さんの作曲による,「紫の園に香るは…」。
残欠から,平城京時代の楽器,箜篌を復元した木下さん,古代に思いを寄せて箜篌に乗せる調べを作曲した佐々木さん。そうした方々の思いが,篠崎さんと大谷さんのコラボレーションに込められていた。
感動した。