9月11日
20年前のこの日,わたしはパラグアイにいた。研究所の畑でコムギの調査をしているところに,農夫さんが駆けてきて,アメリカで大変なことが起きていると教えてくれた。
オフィスに戻って開いたパソコンの画面に,高層ビルに航空機が突っ込む様子が映っていた。わが目を疑った。
あれから20年。アメリカ軍は敗走に近い形でアフガニスタンから撤退し,タリバンが武力支配をしている。
憎しみの連鎖,力による価値の押し付け,いずれもあってはならないことだ。
凶弾に倒れた中村哲さんのことを想う。
2014年,エンパイアステートビルから写す。
さようなら仁鶴さん
テレビの画面を撮影
今日の『笑点』は,長らく「相談室長」をつとめられ,先月亡くなられた,笑福亭仁鶴さんの追悼番組だった。独特の「味」と,巧まざるユーモアで座を和ませてくれた。1937年生まれ。わたしより1歳若い。ご冥福を祈ります。