羽花山人日記

徒然なるままに

オードリー・ヘップバーン

2021-09-25 10:38:13 | 日記

久しぶりに『ローマの休日』をビデオで観た。オードリー・ヘップバーンの映画は十数本観ているが,楽しさではこれが最高だ。グレゴリー・ペックの相手役として,オードリーは1953年にハリウッド映画に初登場し,その年のアカデミー賞主演女優賞を獲得した。

ウイリアム・ワイラー監督が得意とする,大人の童話のロマンティックコメディーで,随所に見られるちょっとしたしぐさが笑わせる。ローマに旅行した時は,カミさんと二人で,トレビの泉でジェラートを食べた。

オードリーは,ハリウッドの名だたる男優をほぼ総なめにしている。ゲイリー・クーパー,ケイリー・グラント,ハンフリー・ボガード,ヘンリー・フォンダ,ウィリアム・ホールデン,メル・ファーら―,バート・ランカスター,フレッド・アステア,等々。わたしには,これらの超スターたちが,彼女と共演して,さらに箔をつけたように見えるが,これは身びいきであろう。

彼女は少女時代,ナチスドイツ占領下のオランダで,苦しい生活を強いられた。『アンネの日記』の主演を振られた時は,戦争時代を思い出したくない,アンネの一生でギャラをもらうわけにはいかないと,断っている。晩年になって,ユニセフの活動に力を入れ,親善大使として世界の紛争地域を訪れている。

“魅力的な唇になるために、優しい言葉を話しなさい

愛らしい瞳を持つためには、人の良いところを探しなさい

スリムな体型のためには、お腹を空かした人に食べ物を分けてあげなさい”

1993年1月,63歳で亡くなったオードリーが,死の床で息子に読み聞かせたといわれる,詩の一片である。

机の横の壁にいつも貼り付けているオードリーのピナップ。マリリン・モンローも一緒だ。娘からの60歳の誕生祝い。

コメント (3)
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