すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

好きな大人の条件

2008年06月07日 | 読書
 良い教育を成り立たせるための条件は、子どもたちにとって「好きな大人」がいることです。学校でも塾でも地域にでも「好きな大人」がいれば、大人を信頼することができる
 角田明『人は人により人になる』(MOKU出版)

 では、子どもが大人を好きになるためにはどんなことが必要か。
 やさしさであったり、話しやすさであったり、そうしたかかわりを持てるための条件がある。
 むろん、それだけではない。表面的に取り繕うことのできない姿に、子どもは惹かれていくはずである。
 それは一途に何かに打ち込む激しさか。
 憧れの対象となるべき力や技の強さか。
 もしくは、思いや考えを受け止め包んでくれる広さか。

 子どもと関わる仕事や日常がある大人としては、自分が何を身につけているか問われるなあ。