すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

境界の外へ通用するレベル

2008年06月04日 | 読書
 相手に、少なくても「この人の主張に賛成できないが、この人なりに真剣に考えたメッセージであることは確かだな」と伝わるレベルのものがなければ、境界の外には通用しない。
 寺島実郎 『PRESIDENT 2008.6.16』(プレジデント社)

 最初は単なる興味であったり怒りであったりするものが、熱意となったときに、対象をよく見つめ、理解し、ひとりよがりにならない形で自論を展開できるようなレベルだろうかと考える。

 子どもの教育に関しては、結局エネルギーだけ伝わることがあるが、大人を動かすにはそのエネルギーが表面に出ることが必ずしもいいことではない。相手が、自分は受けとめられていると思うことや共通のものを見い出す論理を感じたときに、心や身体が動いていくのではないか。