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向かい合って共鳴しよう

2008年02月26日 | 教育ノート
 興味深いのは「郷」という字の成り立ちだ。考えてみると「饗」という字がそれをよく象徴しているようだ。
 「響く」はいろいろな使われ方をするが、学校にとってはとても大切な言葉の一つに違いない。
 さて、調べていたら「響めく」という読み方も発見できた。なるほどと思った。
 読めますか?


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 「郷」と「音」の組み合わせ。
 郷は「食事をはさんで身分のある者二人が向かい合う形」から出来た字です。「さと・むら」の意味が一般的ですが、身分の高い人の領地を「郷」と称したことからその意味になったようです。
 派生して「向かい合っている村々」を表すとした辞書もありました。
 従って「響」は「向かい合って共鳴する音」という意味になります。

 響くためには相手が必要だということ。また単に音のふるえだけでなく、振動が他のものを動かすという意味にとらえられること。そんなふうに考えると学校における様々な活動は、子供同士の響き合いを目指しています。
 大きく小さく共鳴しあって学校全体の響きを作り上げたいものです。
(2/21)
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