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内にためた力を何で発揮するか

2007年06月11日 | 教育ノート
 昨年の今頃はちょうど腰痛がひどい時期で応援にいけなかったが、今年はたっぷりと陸上競技大会を観戦できた。
 集団競技とはまた違う一人一人の緊張感が見てとれるこの雰囲気が好きだなあと改めて思った(そうはいっても一番の見所はリレーなのだが)。
 ふと頭に浮かんだ「跳」を調べたら、今さらながらに「挑」と共通性に気がつく。
 「内にためた力」を足で発揮するか、手で発揮するかの違いなのである。いずれにしてもその心意気は持ちたいものだ。


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 陸上競技の走り幅跳びや高跳び、また跳び箱運動などに使われるこの字ですが、「飛ぶ」とは少し意味が違います。
 足偏に兆と書きますが、この兆は「亀の甲にできたひび割れの形」からできたと言われています。その形を使って占いをしたことから「まえぶれ・きざし」という意味を表すようです。
 それから発展し「内にたまった力」という意味も含んだのでしょう。足をつかって内にためた力を激しく外にあらわす、つまり激しく躍り上がるようにとぶことが「跳」です。

 スポーツに限らず、跳躍するためには日頃の力の蓄えが大事です。
 助走や準備をしっかりすることも欠かせません。
 それらが揃ったときに、より高くより遠くが実現するのです。
(6/7)
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