すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

青い季節が過ぎていく

2007年06月01日 | 教育ノート
 青空の下に早苗田が広がる。また日暮れには夕陽が田んぼに映って、淡く光をはねかえす。
 一年にこの期間だけが見せる独特の風景がたまらなく好きだ。
 今週は天気もよかったし、ふと浮かんだ字は「青」だった。調べてみると、色の意味も深いなあと感じる。

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 爽快な空が広がった今週初めでした。まさしく「青天」であったひと時もありました。
 さて「青」の正式な字は「」であり、上の部分はもともと「生」、下の部分は「丼(または丹)」を表しています。「生」は草が生える形からできました。「丼」は井戸のことです。青草や水がたまって澄み切っている色の意味を表わすわけです。

 青を使った熟語や言葉はたくさんあります。運動会でも少し紹介しましたが、色そのもの以外では「春・東・少年・若い」などの意味も持ちます。未熟だけれどぐんぐんと伸びゆくイメージが浮かびます。

 明日から六月。
 いよいよ夏です。
 青から次の色へと移っていくように、子どもたちもまた変化していく季節になりました。
(5/31)
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