すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

名馬は厳しい調教によって育てられる

2005年08月07日 | 読書
松下村塾で名高い吉田松陰を教えた玉木文之進は、幼児達に素読を厳しく仕込む師として知られていました。この厳しい詰めこみを見て、「小さな時にそのように詰めこむと、自由な発想が失われてしまう。子どもは伸び伸び育てないと萎縮してしまう」と評する人達がいることを知らされた玉木文之進はこう言いました。「そのような人達は、馬に乗れぬ人達じゃ。名馬を調教できぬ方達じゃ」
七田眞『子どもの右脳を鍛える作文練習帳』(ネコ・パブリッシング)


脳科学の面で徐々に明らかにされつつあることが
遠い昔から実践され、具現化され、
実感されていたことがわかる。
それは確かに一部の考え方だったろうが
育てられた「名馬」が時代を創ってきたことも確かだ。