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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<カタールW杯雑感+ 2022/12/5-4>
今大会では、ドーハに8泊し、9日間で6試合を観る計画。苦戦した日本対クロアチア戦のチケットも確保できたし、今のところ、順調だ。ただ、おそらく最初で最後の「はしご観戦」ができるW杯なのに、事前の情報収集も甘く、「はしご」をしなかったことが少し悔やまれる。ところで、今のところ、ドーハでは、「ノー・マスク」「ノー・アルコール」「ノー・キャッシュ」で暮らしている。大事なのは、大会の身分証HAYYAカードとスマホだけと言っていい。「スマホが故障したら?」という不安はあるが、案外、快適だ。


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<カタールW杯+ 2022/12/5-3>
昨日は、イングランド対セネガル戦の前に、カタラ文化村に行ってみた。中にあるアート・ギャラリーに、過去のW杯出場チームのユニフォームやオフィシャルグッズなどが展示されていた。過去の大会の思い出がよみがえる。
しかし、ぼくがもっと感心したのは、その奥の「アラブ郵趣博物館」の展示だった。「W杯郵趣展」の名のもとに、W杯にまつわる切手、はがきなどの郵便関連物を中心に、チケットやADカードなど「紙もの」がずらりと並んでいた。世界の収集家個人から借りているものもあった。このような、いわゆる「文化プログラム」の実施もW杯ならでは。地味ではあるが、サッカー文化の理解には必要だ。
実は、展示内容のうち、W杯大会ごとに発行される切手は、ほとんど見たことがあった。サッカー研究会の仲間である郵趣家の小堀さんのご自宅で貴重なコレクションを見せてもらったことがあったからだ。そのときに「小堀さんのコレクションの展示会ができないだろうか」と考えたのだが、まさに、それをドーハで体験することになった。ただ、さすがに、世界中から集めただけはあり、時間がいくらあって足りない。
ところで、デジタル化が進む今大会では、チケットも大会プログラムも、すべてスマホのなかにある。記念切手を発行している国も、過去の大会に比べて減っていると聞く。このような展示は、今後、どうなっていくのだろうか。展示自体がデジタル化され、スマホで見ることになるのだろうか。オールドファンには、ちょっとさびしい。










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<カタールW杯雑感 2022/12/5-2>
イングランド対セネガルを観たアル・ベイト・スタジアムも、なかなか魅力的だった。ぼくのサッカー・スタジアム評価基準のサッカー専用、スタンド急こう配、スタンドを覆う屋根付き、の3条件はもちろんだが、デザインがしゃれていた。外観では、テントを吊り上げているような屋根の形に中東らしさを感じた。内部では、壁面、天井そして観客席まで写真のような模様で統一されていた。普通はむき出しのままの天井に温かみがあった。





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<カタールW杯雑感 2022/12/5>
今大会の最北会場となるアル・ベイト・スタジアムで、イングランドがセネガルに快勝するのを観た。セネガルには、グループステージの勢いのまま、イングランドを脅かすものと期待していたが、相手のミスを逃さず、決めるべきところで確実に決めるイングランドの方が1枚も2枚も上だった。これでR16の前半4試合が終わり、いずれもグループステージ1位勝ち抜けチームが勝ったことになる。日本もこの流れにのって、ベスト8へ。



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