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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感+ 2016/7/27>
スポーツ庁がすすめる「スタジアム・アリーナ推進官民連携協議会(第1回)」を傍聴した。
スポーツ産業の活性化、すなわちスポーツで稼ぐための取り組みの一つとして、スポーツを観るためのスタジアム・アリーナの在り方を検討する会である。
初回のため、参加監事17人(2人欠席)の自己紹介に終わったが、何人かの監事から「地方活性化のために重要」という「中央から目線」の発言があった。
しかし、大阪を地方というかはともかく、吹田スタジアムをはじめ、各地に個性的なスタジアム・アリーナが造られ、また計画されている。
地方に目を向けるのも結構だが、すでにある地方の成功事例を、2020年東京五輪に活かすことも考えるべきではないか。東京五輪のために造られるスタジアム・アリーナは、もう手遅れなのか。


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<スポーツ雑感 2016/7/25-2>
ゴルフの欧州ツアーで、6ホールで、使えるクラブを少なくし、打つまでの時間制限(ショットクロック)を設け、BGMをかけながら、という大会方式が、来シーズンから試験されるようだ。若者にアピールすることを考えているようだが、むしろテレビ中継向きと言えるだろう。五輪競技として、2024年以降もゴルフが生き残るためには、この方式がカギとなるかもしれない。ただし、競技として面白いかどうかは大いに疑問である。


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<スポーツ雑感+ 2016/7/25>
ロシア選手のリオ大会出場の可否は、Ifs(各競技団体)に委ねられた。IOC(国際オリンピック委員会)は、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)やCAS(スポーツ仲裁裁判所)を参考(?)に、「難しい判断」を先送りし、結果的にIfsに丸投げしたことになる。
開幕まであと10日あまり。IFsはどう対処するのか。おそらく、陸上競技や重量挙げ以外のほとんどの競技で、ロシア選手の参加が認められるのではないか。
一方、IOCが実施しているドーピングの再検査では、北京とロンドン大会で、100人近くの選手に陽性反応が表れ、その中には20人以上のメダリストが含まれているという。
こんな状況の下で開催されるリオ五輪。世界中のスポーツファンは、リオ大会の勝者を、真の勝者として受け入れることができるだろうか。好成績ほど、ドーピングの疑いの目で見ることになるのではないか。
リオ大会の表彰式は、入念なドーピング検査の結果を待って、2020年に東京で、ということにもなりかねない。


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<スポーツ雑感 2016/7/21>
2020年東京五輪のローカルスポンサーは、すでに39社を数える。リオ大会の18社(サプライヤーを除く)と比べて、いかに多いか。その理由のひとつが、航空会社や新聞社などのように、一部で1業種1社という原則を崩したこと。まさにオールジャパン体制で、お金を集めるには都合がよい。しかし、これから東京大会に向けた活動が増えれば、スポンサーの調整はどんどん難しくなっていくはずだ。すでに、その兆しは現れている。






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<スポーツ雑感 2016/7/19-2>
しったかぶりをして観ているだけではダメだという反省をこめて、李淳馹(リ・スンイル)著「ラグビーをひもとく~反則でも笛を吹かない理由」(集英社)を読んだ。オフサイド、スクラム、ラック、モールなど特徴的な局面のルールを原文にまで立ち返って解説する。その結果、ルールの理解というよりも、そのルールにこめられた文化、歴史の奥深さを感じることができたと思う。新シーズンのラグビーの試合観戦が楽しみになってきた。


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<スポーツ雑感 2016/7/19>
リオ五輪開幕まであと18日。書店にもリオ五輪関連の雑誌が目立ってきた。テレビ中継の日程に加え、日本代表選手の成績予想など、リオ五輪を盛り上げようと必死だ。リオから東京へとビジネスチャンスを拡大したいわけだ。しかし、なかには、予選で敗退している競技にもかかわらず、メダル期待度85%なんて書いている雑誌もある。オリンピックが大好きな日本国民をあおるのも結構だが、まずは正確な報道をメディアには望みたい。


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<スポーツ雑感 2016/7/18>
4大大会のなかでは、全英オープンゴルフが一番好きだ。海沿いのリンクスと言われる荒々しいコースの上で、めまぐるしく変わる天気に翻弄され、苦悶するトップゴルファーを見て、深夜ににんまりするのだ。なんとも、性根のわるいこと。しかし、今年の最終日はまったく違った。ステンソンとミケルソンは、ほぼ完ぺきなゴルフで、事実上のマッチプレーを完遂した。にんまりするどころか、唖然としながら、最後まで見続けてしまった。


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<スポーツ雑感 2016/7/14>
池井戸潤の「陸王」(集英社)を読んだ。老舗の足袋メーカー「こはぜ屋」が、新規事業としてランニングシューズの開発に挑む。当然、銀行マンがからんでくるストーリー展開は、まさに「下町ロケット」で、池井戸ワールドそのものだ。池井戸ファンからすると、サプライズはあまりないのだが、やっぱり読み進めていくうちに、「こはぜ屋」を応援したくなる。この安定感をもってすれば、そのうちに、テレビ番組化されるだろうと思う。


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<スポーツ雑感 2016/7/11>
EURO2016の決勝戦、Cロナウドを欠いたポルトガルがフランスを破った。前半25分ごろ、ケガでCロナウドが退場したことが、両チームのゲームプランを狂わせた。守備の負担が軽くなったフランスは、攻撃までも軽く散漫になった。ポルトガルは、文字通りアウェイの戦い方に徹するようになり、途中出場のエデルを中心とする攻撃に切り替えた。そのエデルが延長戦で決勝点を奪った。結局、試合を決めたのはCロナウドだった。


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<スポーツ雑感 2016/7/9>
新しくなったプロ・バスケットボール「B.LEAGUE」の開幕戦チケットが当たった。幸運だったのか、倍率が低かったのか。おそらく後者だろう。日本のバスケットボールのトップリーグとして統一、再編成されたわけだが、結局、選手は昨年までとあまり変わらない。日本代表は、リオ五輪最終予選であっけなく敗退した。多くのファンは、リーグの名前が変わり、演出が派手になっただけという、冷静な見方をしているのではないか。


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<スポーツ雑感 2016/7/6>
東京五輪・パラのボランティアには、「コミュニケーション能力がある」「外国語が話せる」「1日8時間、10日間以上できる」などが求められるようだ。でも、もっとも重要なのは「酷暑に強い」ことだろう。それに、まじめな日本人には、いい意味での「適当さ」も必要だ。実は、この「適当さ」が「コミュニケーション能力がある」につながるのではないか。そもそも、組織委の「コミュ能力がある」とは、どういう意味なのだろうか。


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<スポーツ雑感 2016/7/5>
2020年東京五輪で野球が復活したら、五輪期間中、日本のプロ野球は中断するようだ。だが、むしろ五輪観戦で日本を訪れる外国人に、日本のプロ野球の盛り上がりを味わってもらうべきではないか。五輪の野球よりも何百倍もおもしろいと思う。1994年サッカーW杯USA大会。ボストンで、昼間、サッカーW杯のイタリア対ナイジェリアの激闘を観て、夜はフェンウェイスタジアムでゆったりとMLBを楽しんだことを思い出した。


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<スポーツ雑感 2016/7/4>
ゴルフの松山英樹がリオ五輪代表を辞退した。ジカ熱や治安への不安が大きいようだ。ただ、五輪のゴルフ競技が、個人戦ではなく団体戦だったなら、違っていたかもしれない。テレビ・スポーツの最たるオリンピックにおいて、ゴルフは最もテレビ中継に不向きな競技である。イベントとしても管理が大変である。トッププロの相次ぐリオ五輪出場辞退を受けて、すぐにでも、2020年東京大会でのゴルフ競技のあり方を考える必要がある。


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