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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2024/2/29>
1日遅れの「なでしこジャパン」観戦記。DPRコリアと引き分けた第1戦から、熊谷を最終ラインの中央におく布陣に変更したことが、最大の勝因だろう。守備が安定し、中盤から前の選手の推進力も高まった。池田監督の采配もよかったが、今の「シン・なでしこジャパン」は、頭がいいし、それを個人でも、組織でも体現できるのが素晴らしい。パリのサッカー会場「パルク・デ・プランス」で、彼女たちと会えるのを楽しみにしている。



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<スポーツ雑感+ 2024/2/23>
昨日、13時30分から15時40分過ぎまで、東京地裁422号法廷で、「五輪汚職疑惑」の高橋治之被告の公判(証人尋問)を傍聴した。一般傍聴券36枚。倍率は2~3倍だろうか。運よく抽選に当たった。
証人は、文部科学省から東京五輪組織委員会の企画財務局企画部に出向し、理事会運営に携わっていたという男性。立証の趣旨は、森会長からマーケティングを任されたとされる高橋被告に、理事としての職務権限があったかどうか。
前半は、検察による尋問。何を聞き出したいのか、よくわからない、メリハリのない質問と回答が続き、前夜に痛飲したこともあり、何度か睡魔に襲われた。後半は弁護側。主に①高橋被告が業務執行権を持つ=決済権限のある理事ではなかったこと、②理事会自体の位置づけ・運営がゆるかったこと、③理事に対する「みなし公務員」であることの伝え方が甘かったこと、を引き出していた。最後は裁判官から、組織委の定款で定義されている業務執行理事の範囲について、確認的な尋問があった。
高橋被告を弁護する元東京地検特捜部検事だった貞弘弁護士(シティユーワ法律事務所)の迫力ある尋問が、この日の見どころだった。裁判素人の印象としては、「高橋被告には理事としての職務権限はなかった」という弁護側の主張に大きく傾いたのではないか。次回は3月7日に、別の証人尋問の予定。
なお、ぼくの隣で阿曽山大噴火氏が傍聴していたことを書き加えておく。


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<スポーツ雑感 2024/2/22>
JTBの「MLBメジャーリーグ観戦券付き公式ホスピタリティ・パッケージ2024開幕戦」の抽選販売は、予想通り、落選した。もともと、韓国でMLB、というよりも大谷を観るのに、2泊3日で約40万円、3泊4日で約70万円なんて払うつもりはない。どうせ観るなら、本拠地ドジャースタジアムでしょう。公式サイトで観戦チケットをふつうに購入し、東京・ロサンゼルスの往復にLCCをうまく使えば、20万円で足りそうだ。



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<スポーツ雑感 2024/2/8>
アジア杯決勝は、開催国カタール対ヨルダンになった。ホームの中東同士とはいえ想定外のカードだ。日本に完勝したイランを破ったカタールは、2022年の自国W杯でグループリーグ3戦全敗に終わったが、着実に成長している。この大会で日本は8強にとどまった。2026年W杯のアジア枠は8ないし9。日本は余裕だろうと思っていたが、うかうかしてはいられない。アジア予選から緊張感のある試合を楽しめるということでもある。



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<スポーツ雑感+ 2024/2/6-2>
1月下旬から「東京2025世界陸上」の協賛スポンサーの公募(第1回)が始まった。いわゆる「東京五輪の汚職疑惑・談合疑惑」の反省から、広告代理店を介さず、大会組織委員会が自らの手で協賛金を集める。スポーツ庁が推進する「脱広告代理業界」の先駆けだ。ただし、目新しいのは、国内最高位の「公式プリンシパルサポーター」という呼称と、透明性の高さを担保するために公募方式・直接販売にしたことぐらいで、協賛プログラムの中身は定番だ。3月5日が締め切り、開札で、その日に協賛企業が発表されるはずだ。だいたい想像はつくが、そのとおりになるだろうか。結果も含めて、途中でどんな情報が公開されるのかなど、注目していきたい。
また、すでに昨年、発表された開催基本計画のなかでは、『アスリートセンタード』という言葉が多用されている。東京五輪までさんざん使われていた「アスリートファースト」をやめて、「アスリートセンタード」にしたようだ。「競技者第一」から「競技者中心」に変わったことにより、何が、どう変わっていくのかにも、注目したい。


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<スポーツ雑感 2024/2/6>
2026年夏に、米国、カナダ、メキシコで共同開催されるサッカーW杯の試合日程が発表された。39日間(休息日5日を含む)に16会場で、48チームによる104試合をおこなう。あらためて日程表をみると、大会の肥大化を実感する。現地に思いをはせながら観戦計画を練るのもW杯の楽しみだが、相手が大きすぎる。ただ、ぼくの狙いはメキシコシティのアステカスタジアムでの観戦なので、まずは、そこに絞って準備を始めたい。



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<スポーツ雑感+ 2024/2/1>
昨日、東京地裁104号法廷で、「五輪汚職疑惑」高橋治之被告の弁護側冒頭陳述を傍聴した。一般傍聴券78枚は無抽選で配付。
弁護側の論旨は、対になる贈賄側でいくつか有罪判決が出ていることとは切り離すべきとしたうえで、高橋被告には「職務権限」もなく、森喜朗元会長から任されたという証拠もない。国内外に強力な人脈を持つ日本のスポーツマーケティングの第一人者であり、電通の有力OBとして、すなわち民間コンサルタントとして対価を得たのだから、賄賂性はないと無罪を主張した。「みなし公務員」については、認識の甘さを認めつつ、組織委からも説明書類1枚が送られただけだったと、その対応を批判した。目新しい論点はなく、約1時間40分の陳述の間、聞く側の検察の下っ端が居眠りをする光景も見られた。
ただ、最後に、弁護側が、今後の弁護(防御)戦略に影響するので、聞いておきたいこととして、検察、裁判所に対し、「森喜朗元会長が高橋被告にスポンサー集めなどを任せたとするのならば、森元会長を証人尋問、答えていただくのが『ベストエビデンス』ではないか。証人として呼ぶつもりはないのか」と、せまったときは、法廷内の空気がちょっと変わった。
弁護側冒頭陳述は、内容の割に長く、くどい感じがしたが、今後の裁判の攻防は面白くなりそうだ。次回は2月22日。



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