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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2019/4/30>
元号が変わることに特別な思いはないが、いい機会なので平成時代の海外サッカー観戦記録を作ってみた。昭和61年(1986年)に訪れたスペイン・マドリードで、移動の都合で前半だけを観たのが初観戦。本格化したのは平成2年(1990年)のイタリアW杯から。平成31年までの約30年間で約80試合。もっとたくさん観てきたかと思ったが…。海外でのスポーツ観戦が一般的でない時代があったことを考えれば、大健闘だろう。




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<スポーツ雑感 2019/4/29-3>
体重無差別で男子柔道の日本一を決める全日本柔道選手権を制したのはウルフ・アロンだった。大会プログラムの選手紹介欄に載せた「優勝します。」という意気込みを現実のものとした。181cm、108kgは出場42選手のほぼ平均。しかし、この日は、自身初戦の2回戦から積極的に攻め続けた。準々決勝では前年準優勝の王子谷を内股で、準決勝では小川を大内刈りで、巨体の相手を豪快に投げた。世界柔道への期待が高まった。


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<スポーツ雑感 2019/4/29-2>
全日本柔道選手権では、小川雄勢にも期待していた。同大会を7度優勝した小川直也氏の長男。2、3回戦は相手の反則負けで勝ち上がり、準々決勝は、対戦相手が決まる試合で両者反則負けとなったために不戦勝。そして、いよいよ、その力を見せて欲しいと思っていた準決勝で、優勝したウルフ・アロンに大内刈りで一本負け。見せ場のないまま大会を終えた。試合後、観客席の裏で、父、直也氏とどんなことを話し込んでいたのだろうか。


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<スポーツ雑感 2019/4/29>
全日本柔道選手権では、斉藤仁氏の次男、立(たつる)に注目していた。大会最年少17歳で初出場の斉藤は、1、2回戦を順調に勝ち進んだが、3回戦で大会最年長33歳の元王者、加藤博剛に巧みに抑え込まれて敗退した。しかし、190cm、155kgの巨体を武器に、大人に立ち向かう姿は堂々としていて、風格さえ感じさせた。試合後、観客席の支援者に挨拶しているときの顔は、まだ高校生だったが、王者になる日も近いはずだ。





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<スポーツ雑感 2019/4/24>
片野道郎著「チャンピオンズリーグ・クロニクル『サッカー最高峰の舞台』がたどった激動の四半世紀」を、トヨタ杯を懐かしみながら、楽しく読んでいる。欧州勢の連敗で始まったトヨタ杯は、いつのまにか欧州スター軍団対南米雑草軍団となった。その背景となる欧州サッカービジネスの変遷が、深掘りし過ぎず、わかりやすく書かれている。約500頁の大作なので、大型連休にじっくり読もうと思っていたが、その前に読み終えそうだ。




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<スポーツ雑感 2019/4/19-2>
この夏来日するFCバルセロナ、チェルシーの試合チケットが高額だ。スペインや英国まで観に行くことを考えれば安いが、しょせんシーズンオフの親善試合。日本開催時のクラブW杯決勝戦よりも高いのだから、あきれてしまう。この試合は、最近よくみられるダイナミックプライシングが適用される。バルサが欧州王者になったら値段が上がるのか。みんなが買うのをがまんすれば値段が下がるのか。AIが決める値段の変動に注目したい。



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<スポーツ雑感+ 2019/4/19>
東京五輪の観戦チケット販売方法が発表された。2020年春ごろの最後のフェーズでは都内にチケット販売所が設置されるようだが、それまではすべて公式WEBサイトでの販売となる。時代の流れといえばそれまでだが、とまどう人も多いことだろう。「五輪チケット申し込み代行詐欺」なんていうのが、起こらなければよいが。
さて、5月9日からの抽選申し込みには、ID登録者1人につき60枚まで申し込むことができ、最大30枚当選する。申し込みが殺到することは目に見えているが、どのくらいの競争率になるのだろうか。
4月18日の時点で、ID登録者は220万人以上。登録者1人が、仮に20枚申し込むとしたら、4400万枚分だ。観戦チケットの販売枚数は公表されていないが、立候補ファイルの段階では780万枚だった。その後、種目が増えているので800万枚とする。ただし、日本国内の一般販売に割り当てられるのは、半分の400万枚程度だろう。となると、今のところで、全体では10倍以上の競争となる。もちろん、競技・種目によって大きなばらつきはある。さらに、申し込みが始まれば、ID登録者も急増するはずで、競争率はさらに高くなるだろう。
なお、当選した分はすべて購入しなければならないので、20枚も、30枚も当選したら高額な支払いが発生することになる。観戦チケットを手に入れるためにたくさん申し込んでおきたいところだが、悩ましいところだ。


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<スポーツ雑感 2019/4/13>
マスターズゴルフの予選が終わった。決勝での松山、小平、金谷の奮闘に期待したい。そのマスターズのTV中継に映る大勢の観客(オーガスタでは「パトロン」と呼ぶそう)は、他の大会と違っていた。誰一人、スマホをかざしていない。昨夏の全英オープンのときに、「スマホ撮影は時代の流れか」と書いたが、オーガスタではスマホの持ち込みが一切禁止されているようだ。独自の運営をするマスターズ@オーガスタのプライドの表れか。


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<スポーツ雑感 2019/4/1>
「準備せよ。スポーツ中継のフィロソフィー」(田中晃/WOWOWスポーツ塾・編)を一気に読んだ。スカパー時代の田中氏の講演で、「どうやって地上波から視聴者を奪うのか?」という質問に対し、「奪い合うのではなく、一緒になってパイを大きくするんだ」という、懐の深い答えが返ってきたのを思い出した。彼我のフィロソフィーの違いを感じた。ネットを含めてスポーツ中継が氾濫するなかで、制作者に読んで欲しい一冊である。




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