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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



世界陸上2007・第2日第2部
(2007/8/26 大阪市長居陸上競技場)

大会の粗探しをするつもりはないが、観戦備忘録として、書き残しておく。

大会第1日第2部(夜の部)と第2日第2部とで、大会進行上、大きな違いがあった。表彰式に関してである。

第1日第2部では、その日の朝におこなわれた男子マラソンの表彰式があった。個人ではケニアのキベトが、団体では日本が優勝した。はじめに個人の、次に団体の表彰があった。そして、メダルと祝福の花束が渡された後には、国家吹奏と国旗掲揚があった。

ぼくは、当然のように、立ち上がって国歌が流れ、国旗が掲げられるのを待ったのだが、場内アナウンスは「国家の吹奏と国旗の掲揚をおこないますので、国旗掲揚柱(こっきけいようちゅう)にご注目してください」というだけだった。だから、まわりの観客は座ったままだった。ケニアのときだけでなく、日本のときも同じだった。

かなり珍しい光景であり、海外ではまずありえないだろう。

そして、翌日。前日に場内を沸かせた男子砲丸投げの表彰があった。優勝は米国のホッファ、準優勝も同じく米国のネルソンだった。表彰後のアナウンスは、前日と違っていた。「……、ご起立・ご脱帽のうえ、国旗掲揚柱にご注目してください」と。

隣の友人は、「米国の国歌だから、起立させるんですかね」と冗談を言っていたが、もちろん、その後は、ずっと「起立・脱帽」を促すようになった。

どこからかクレームがあったのだろうか。しかし、クレームを受ける以前の問題だと思う。アナウンス台本のチェックはしていないのか。していながら、気がつかなかったのだとしたら、もっと深刻だ。いずれにしても、世界的なイベントを運営する資格はない。

サッカーのワールドカップやオリンピックと並ぶビッグイベントと言いながら、運営サイドにはグローバル・スタンダードというものが欠如しているようだ。世界一の広告会社D社がついていながら、なんともお粗末な話である。

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世界陸上2007・第2日第2部
(2007/8/26 大阪市長居陸上競技場)

女子7種競技の走幅跳びとやり投げから始まった大会2日目第2部(夜の部)は、早くも、世界陸上らしい盛り上がりをみせた。この日の観客の多くは、また世界陸上を生で見たいと思ったことだろう。この後のチケットの売れ行きは、ぐーんと良くなるのではないか。

この日は、夜8時過ぎの男子100m準決勝あたりから、場内の雰囲気が徐々に盛り上がってきた。残念ながら、日本の朝原は、この準決勝で敗退したが、惜しみない大きな拍手が送られた。

9時過ぎに天皇・皇后両陛下がお目見えになる。そのお二人の目の前で、まず女子7種競技の最終種目800mがおこなわれ、日本の中田有紀が健闘し、全種目を終えて優勝者のクリュフトが欧州最高得点を記録した。すると、ライバルたちが彼女のもとに集まり祝福する。そして、そのまま、7種競技参加者全員によるウィニングランが始まった。

女子の7種と男子の10種競技のもっとも魅力的なところは、全競技を終えた後の、互いに健闘をたたえあう場面だ。ライバル同士だったはずが、2日間の過酷な競技を終え、しかもその競技の合間も一緒に過ごすことによって、最高の仲間になる瞬間だ。オリンピックや世界陸上のような大きな大会でないと、なかなかお目にかかれない貴重な場面だ。

それが、ここ大阪では、女子7種競技全選手によるウィニングランになった。もちろん、観客席も大きな拍手で彼女らを迎え、称えた。観客が世界陸上の魅力にはまった瞬間だった。

その後、女子棒高跳びで、近藤高代が自己新記録の4m35cmをクリア(決勝へは進めなかった)し、男子400mハードルで成迫が決勝まで100分の1秒に迫る健闘を見せた。女子砲丸投げではニュージーランドのヴィリが大逆転優勝で場内を沸かす。女子棒高跳びの優勝候補、イシンバエワは予選ラインの4m55cmを一度で、楽々とクリアし、場内のため息を誘った。明らかにスタンドの雰囲気が変わり、観客の反応が大きくなっていた。

そして、クライマックスは男子100m決勝。最後の30mのタイソン・ゲイの伸びに場内は唖然とし、世界の凄さを目の当たりにした。そして、これが「世界」なのだということを知った。

世界陸上の第2日第2部。そこには、世界のトップアスリートの戦いを生で見ることによって味わうことのできる魅力がたっぷりとあった。そして、これからの長居陸上競技場は、慣れてきた観客と選手が一体となって、世界陸上ならではの、より魅力的な空間になっていくことだろう。スポーツファンなら、16年ぶりに日本で開催されている世界陸上を生で見ない手はない。

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世界陸上2007・第1日第2部
(2007/8/25 大阪市長居陸上競技場)

世界的なイベントの開幕らしい光景が、ここ大阪の世界陸上2007にもあった。

夕方17時から、開会式を含む第2部を観るために会場に向かった。16時30分、地下鉄御堂筋線・長居駅に着くと、そこには最後尾が見えない長い列ができていた。それが、入場のための列だという説明もなく、何が起きているのかわからない。

仕方なく列に並び進み、その途中で係員に聞くと、スタジアムの反対側にもう1カ所入り口があるらしい。そのまま並んでいても埒が明きそうもないので、タクシーに乗って反対側に移動。これが大正解。JR阪和線・鶴が丘駅に近いほうの北ゲートを発見。10分ほどで無事入場。

それにしても、身に着けた金属類をはずして、金属探知機を通り、その後荷物チェックをする。そのゲートの数が少な過ぎる。しかし、それ以上に、係員の説明も不十分だし、その係員が状況を把握できていないことが問題だろう。

スタジアムに入るのは大変だったが、入ってしまえばなかはユルユル。通路からスタンドに入るときのチケットチェックはなし。よく見ると、S指定席、A指定席、B指定席、C自由席とカテゴリーがわかれているものの、カテゴリー間の仕切りはない。だから、C自由席のチケットで中に入って、S指定席で見ることも可能である。

実際に、B指定席だったぼくも、開会式が終わったところでバックスタンドの中央(A指定席)に移動して競技を観戦し、この日の最終競技、女子1万メートルは、最前列に近いS指定席で福士の健闘を観た。

観戦する側のモラルの問題だが、運営側もいい加減なのだから、おあいこと言えるだろう。チケットの売れ行きが悪いようなので、席は余っているはずだ。無理して高いチケットを買うことはないと思う。

海外でのオリンピックやワールドカップでは、こんな光景はよくあることだ。しかし、日本なら、ここまでひどくなくてもいいのではないか。2002年日韓ワールドカップの経験が生かされていないように感じたのも残念だった。

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太田直子さんという外国映画の字幕翻訳者のぼやきがつまっている「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」(光文社新書)を読んだ。かつて、ぼくにとって新書といえば、岩波新書のことで、かなり堅い内容のものばかりという印象があった。しかし、最近、出版各社が出すようになった新書は、気軽に読めるものが多い。太田さんの本(タイトルが長いのでこう呼びます)も、スイスイと、そして、「そうだよなぁ」と共感しながら、1日で読んでしまった。

はじめて知ったのだが、映画のせりふの長さと字幕の文字数の間には、「1秒=4文字」の原則があるそうだ。そして、字幕翻訳者は、文字通り、1文字をどう減らすかということに神経をすり減らしているらしい。直訳したら10文字以上あるせりふを、前後の関係から再構成することで4文字にしてしまう、という離れ業の例があった。単純に「すごい!」と思い、実は、この部分を立ち読みして、思わず買ってしまったのである。

読み進めると、字幕翻訳に限らず、最近の日本語の「変な部分」がいろいろと取り上げられていて、しかも、それが、ぼくが感じていたものと、かなりシンクロしていた。ぼく自身、言葉に敏感な広告業に携わっているし、スポーツライティングにも興味があるので、自然と、日本語の変化、というか日本語の乱れが気になる。そして、太田さんの本を読んで、その気になる部分とその理由が少しわかったような気がした。

実は、このブログも、いい加減な文章のようだが、たかが1000文字程度に、結構、時間がかかっている。文字を打っては、デリート(消去)し、コピペして、文章をいろいろと入れ替えたり、もちろん推敲もしっかりしているつもりだ。しかし、いくら一生懸命に取り組んでいるといっても、字幕屋の苦闘からすると、しょせんマチュアのブログという無制限・無条件の場は、なんと気安いことか。そう思っていたら、あとがきで、(字幕と違って)書きたいだけ書ける本を書くことの難しさについても書かれていた。やはり、世の中、そう簡単ではないらしい。

字幕翻訳者の苦労はよくわかったが、最近のぼくは、レンタルDVDを借りてきては、日本語吹き替え&字幕なしバージョンばかりを見ている。この本を読んで、字幕版を見てみようかとも思ったのだが、そういうときに限って、見たい作品がない。でも、もうじき「24・シーズン6」のレンタルが始まるか。

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横浜FC 1対1 ガンバ大阪
(2007/8/18 NHK-BS1)

よりによって、首位と最下位の試合を放送するなんて、と思っていたが、予想外におもしろいゲームだった。

後半、退場者を出した横浜FCに対して、ガンバ大阪がPKで先制。しかし、その直後にコーナーキックから横浜FCが同点にする。不運もあったガンバ大阪の今後に不安が見えはじめ、最下位の横浜FCには明るい兆しが差し込んだ試合だった。

この試合のガンバ大阪は、まるでアジアカップ2007の日本代表を見ているようだった。とくに後半、引いて守る横浜FCに対して、ボールをまわしてばかりで、なかなか崩すことができない。そして、セットプレーでの失点。

この試合を引き分けて、浦和に首位を譲ったガンバ大阪にとって、マグノ・アウベスの欠場は思いのほか大きいようだ。幡戸、バレー、マグノの3人がスタンバイしているうえで、そのなかの2人がピッチに立っていることに意味があることを再認識した。

一方の横浜FCは、シーズン序盤とはがらりとメンバーが変わっていた。中心だったFW久保、MF奥、山口が、平本、オ・ボムソク(韓国)、パウロ(ブラジル)に変わっていた。なかでも、Jリーグ再開後に加わった2人(オ・ボムソクとパウロ)の存在感が際立っていた。(ちなみに、この2人は、8/18現在、横浜FCオフィシャルサイトの選手スタッフに載っていないほどフレッシュである)

元ブラジル代表パウロは、抜群のポジショニングで守備の要として機能していたし、若手ながら韓国フル代表のオ・ボムソクは豊富な運動量でガンバ大阪の守備網に果敢に切り込んでいった。これに、神戸から移籍した三浦がうまく融合すれば、チーム力はさらに高まるはずだ。

浦和とガンバ大阪の優勝争いもおもしろいが、横浜FCのJ1残留に向けたチームの再生に注目していきたいと思った試合だった。

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数日前の新聞で、北京オリンピックのチケット配分に関する記事を読んだ。

日本の国内向け入場券の割り当て枚数が、JOC(日本オリンピック委員会)の要望17万枚に対して、BOCOG(北京オリンピック組織委員会)の回答が2万枚だったということだ。

JOCの要望枚数は、JOC、夏季競技団体(28団体)、JOCパートナー企業(25社)、公式旅行代理店(8社)、公式チケットエージェンシー・チケットぴあの各社からの要望をとりまとめた数字と思われる。

アテネオリンピックのときが5万枚だったそうなので、17万枚という数字は多すぎるような気がする。しかし、日帰り観戦も可能なこと、入場券の値段が安いこと、さらに、要望に対して満額回答がありえないこと、などを考えると、要望としては妥当な数字かもしれない。

それに対する2万枚という回答は、かなり厳しい数字ではないか。例えば、3泊4日で4つの競技を見る観戦旅行が、5000人分しか催行できない計算になる。北京オリンピックをビジネスチャンスとして考えている人々にとっては、頭の痛い話だ。

BOCOGは、中国の人口が多いという理由で、いつもの大会よりも開催国内向けの配分比率を多くしているらしい。しかし、本当の理由は、ほかにあるような気がする。

中国としては、国のイメージアップのために、なんとしても北京オリンピックを成功させなくてはならない。そして、オリンピック成功の最たる証は、各競技会場が満員になることである。そこで、BOCOGは入場券を国内に確保しておき、計画的に中国人を競技場に動員して、満員の光景をつくりだそうとしているのではないか。

海外に配分した入場券は、その値段の安さもあり、キャンセルされる可能性も大きい。そうなれば、スタジアムに空席が目立ち、大会の印象は悪くなる。それを避けようとしているのではないか。

オリンピック開催都市として世界に注目されるなか、環境や食品などに関して、あまりのいい加減さと、それへの付け焼刃的な対応が露呈しつつある。北京オリンピックまであと1年。成功に見せるための観客動員なども含めて、オリンピックが終わるまで、中国的なその場しのぎが続くことだろう。


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ラグビー日本代表 69対10 アジア・バーバリアンズ
(2007/8/10 秩父宮ラグビー場)

1カ月後にフランスで開幕するラグビーワールドカップ2007に出場する、ラグビー日本代表の壮行試合が、34年ぶりにナイター照明が復活した秩父宮ラグビーでおこなわれた。

真夏の蒸し暑い夜の壮行試合。日本代表には、混成チームであるアジア・バーバリアンズに快勝してもらって、すっきりとフランスに送り出したかったが、そうはいかなかった。

アジア・バーバリアンズは、坂田正彰、伊藤剛臣、村田瓦、廣瀬桂司、元木由記雄ら、日本代表OBを中心に、韓国、中国、香港、カザフスタン、中華台北の選手たちからなる。ネームバリューはあるが、高齢で混成部隊だけあって、体力的にきつく、組織としてまとまっていない。当然のことながら、日本代表とはかなり差があるチームである。そして、日本代表にとっては、ワールドカップという本番を控えた試合であり、ケガをさせてはならない、ぬるい展開にならざるをえない試合だった。

それでも秩父宮ラグビー場に駆けつけたファンは、日本代表OBたちの匠の技を楽しみ、日本代表の可能性を感じたかったはずだ。

先制は、日本代表。SH矢富からボールを受けたSO小野が、キックで大きく右に展開。それを、ケガから復帰したWTB大畑がキャッチし、右中間にトライ。華麗な展開と大畑の復活にスタンドが沸いた。

バーバリアンズの最初の得点は、SO廣瀬桂司のペナルティゴール。反則があった瞬間に、スタンドからは「廣瀬、狙え!」という声が飛び、イージーではあったが、廣瀬がきちんとこたえてくれた。

しかし、試合が盛り上がりそうだったのは、ここまで。さらに好プレーが続くことを期待していたが、すぐに走れなくなり、日本代表に対してプレッシャーをかけられなくなったバーバリアンズ。それに対して、日本代表は、まさかの「ノックオン祭り」。どフリーの状態で、フルバックの有賀剛は何度ファンブルしただろうか。スタンドのため息が、後半には、嘲笑に変わっていった。

大勝はしたが、日本代表のワールドカップでの活躍(あえて「勝利」といわない)が難しいことを予感させる内容だった。

ぼくの何列か前では、サントリー・サンゴリアスの面々が、サントリー・モルツを飲み、チームメイトに声援を送りながら、試合を楽しんでいた。ワールドカップを思い、気が沈みつつあったぼくは、無邪気なサンゴリアスの連中がうらやましくてならなかった。


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巨人 2対2 阪神
(2007/8/9 東京ドーム)

久しぶりに、巨人・阪神戦を、東京ドームのレフトスタンドの阪神ファンの真っ只中で見た。6回裏、2対1とリードした巨人の攻撃のときに席に着き、7回表には、阪神、関本の犠牲フライによる同点シーンを見ることができた。さらに、阪神の追加点を期待したが、そうは問屋がおろさない。しかし、そこからのみごたえある投手戦は、阪神の勝利を見るよりも価値があった。

巨人は、先発の高橋尚成から、西村健太朗、上原幸治、豊田清とつなぐ。対する阪神も、先発、エステバン・ジャンからジェフ・ウィリアムス、久保田智之、藤川球児とリレー。この豪華な投手リレーによって、両チームの打線は沈黙。結局、7回裏から延長12回まで、スコアボードに0が並び、2対2の引き分けで終わった。

登場した投手のなかでは、やはり阪神の藤川のボールが一番迫力があった。ストレートは常に140kmの後半で、キャッチャーミットにおさまったときの、パシーン!という、ちょっとカン高い音が、レフトスタンドまでしっかりと聞こえた。

「さすがに、プロの投手はちがうな」と満足して帰宅し、テレビのスポーツニュースを見ていたら、高校生が150kmを超える速球を投げていた。

8月8日から始まっている夏の甲子園で、仙台育英の佐藤由規投手が、智弁和歌山を相手に、154kmの速球を投げていた。しかも、ただ速いだけでなかった。150km超のストレートが、右バッターの外角低めにきっちりコントロールされていた。それは、生で見てきた藤川のボールよりも迫力があったように見えた。

思わず、甲子園と東京ドームの試合を重ね合わせて考えた。果たして、この日見たプロ投手の誰よりも速かった佐藤のストレートが、プロの打者を討ちとることができるのだろうか。速いボールを投げることができる投手は魅力的であるが、速いボールを投げられる投手が必ずしも勝てないところも野球の魅力だと思いながら。


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北京オリンピックまで、あと1年となった8月7日、原宿の岸記念体育館1階にある日本スポーツマンクラブで、「第29回オリンピック競技大会(2008/北京) 日本代表選手団公式応援マーク発表会」がおこなわれた。

発表に華を添えるかたちで、(写真右から)レスリングの吉田沙保里、体操の塚原直也、シンクロの原田早穂の3人も登場した。ちなみに、司会者は、元水泳代表の萩原智子。ものものしいタイトルに、豪華なオリンピアンが加わったが、実際に集まった取材陣は15人程度か。あとは、関係者ばかり。まぁ、たかが、マークの発表といえばそれまでなので、仕方がないか。

そのマークは、実は、事前に見ていたので、ジャジャーンと披露されたときに、再びガックリすることはなかった。ちなみに、ぼくの前の記者は、しっかりと首をひねっていたし、お隣のスポンサー関係者は、小声で、「これはないよな!」とつぶやいていた。マークがどんなものかは、JOC(日本オリンピック委員会)のサイトでご覧ください。

それでも、暑いなか、この発表会に行ってよかったと思ったこともあった。シンクロの原田選手を間近で見ることができたからだ。いやぁ、かわいい。24歳らしいが、童顔、小顔で笑顔が本当にかわいい。ステージの上を歩く姿勢は、競技のときにプールの淵を歩くのとすっかり同じ。そして、それもまたかわいらしい。

シンクロの選手というと、小谷実可子選手を初めて近くで見たときの印象が強く、黒くて、上体がでかい、というイメージをもっていた。サイパンでCMロケをしているときにも見たことがあるが、そのときには、あまりに黒くて、黒人のモデルかと思ったほどだ。その印象を、ものの見事にくつがえしてくれたのが、原田だった。

小谷選手は美人だったが、原田選手はなにしろかわいいという感じ。いやぁ、もうぞっこんです。こんな子がシンクロやっているなら、今度は競技会を見に行くか。でも、鼻をはさんで、ほとんどは水中にいるわけで、そこのところ、どうにかならないものだろうか。


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ケガを理由に夏の巡業を休んでいながら、故郷のモンゴルで中田ヒデらとサッカーに興じていたことが発覚した、横綱、朝青龍に厳しい処分がくだされた。

秋場所と九州場所の2場所出場停止と4カ月間30%の減俸。さらに九州場所千秋楽の日までの謹慎である。謹慎期間中は、自宅からけいこ部屋と病院への外出しか許されないというものらしい。この謹慎を破ったら解雇処分という前代未聞の厳しい処分である。

朝青龍は、その強さは誰もが認めるものの、その振る舞いは横綱としての品格に欠けるということもたびたび指摘されていた。これまでの不満も合わさり、これだけの厳罰となったということか。モンゴルで一緒にサッカーをやっていたヒデも、まったく罪な旅人なものだ。

ところで、この厳しい処分を朝青龍はどう思うのだろうか。前向きに考えれば、これを機会に十分反省し、心身ともにリフレッシュすることで、さらに強い横綱として、来年の初場所に登場することも可能だろう。

しかし、ぼくとしては、もっと前向きに考えて、角界を超えた舞台で、その強さを発揮してもらいたいと思う。朝青龍の総合格闘技への転向である。関取が強いと言われていても、曙のように、現役を引退してからの転向で、無残な姿をさらけだしているケースが多い。

角界でダントツの強さを誇る、今の朝青龍が総合格闘技でどこまでやれるのかを見てみたい。関取の実力を世間に認めさせるいい機会でもある。

K-1プロデューサー、谷川貞治氏が、朝青龍を狙っているのは想像に難くない。今年のおおみそかの総合格闘技イベントの目玉が、朝青龍になることを期待している。

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