もう既に30年近くお店を構え、
多岐に渡りゴルフに接してきた経験からして
一般的なゴルファーの使っているクラブや
一般的なゴルファーの目指しているスイングでは
よく耳にする言葉、
「クラブを替えても一緒」
「ゴルフは腕だ」
という事はその通りだと思います。
クラブで言えば
ごくごく普通のおじさんゴルファーが
シャフトには『SR』って書いてあったとしても
そのおじさんゴルファーにとっては
ダブルエックスのような がちがちの硬いシャフトを使い、
その硬いシャフトに対して
はりぼての紙で出来たような軽さのヘッドを使っていて、
それと似たようなクラブを打ち比べてみても、
クラブを替えてみても、
がちがちの硬いシャフトと紙のような軽いヘッドを
乗り越えるだけの違いなんてある訳ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/8c6b28b5d6909bcfd868239080c9130d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/23/6bb7f0bde165e982248e91927a1c28e8.jpg)
シャフトには「硬さ」という種類があるのだから
自分の体力に応じたものを選び
そのシャフトの「柔らかさ」を使って
しなるモノをしならせないように使わないと
ゴルフクラブの機能は出てこない のに
その全く反対の
しならないものをしならせて使って
クラブの機種による違いなんて出てくる訳もない。
ましてや しならないものをしならせて使おう とするなら
始めっから「しなるモノ」を上手に使った方が
使い方はシンプルになって行くでしょう。
そもそも ゴルフクラブのメカニズムとして
角度 というものが重要なことは分かるでしょ?!
クラブの構造上、しならせる は ねじる という事です。
クラブヘッドを見れば分かると思いますが、
ねじって使う は 上下にしても、左右にしても
非常に不確かな、不安定な弾道を生み出すことになります。
ヘッドの軽さにしても
多くの人はスイングの「型」「恰好」を追いかけてるけれど
そんなものは コースでは何も役に立たないし
その型や恰好の目安になる
感覚としてのクラブを感じにくい軽さやシャフトの硬さ では
スイングは「踊りの型」になるだけで
自分で修正する感覚も反復する感覚も生まれてこない。
クラブヘッドの重さ
長い棒の先に付いた重さを
遠心力にして、ボールを飛ばす なんて
あまりにも幼稚な、物理を無視した理論が横行するなんて
(作っている方、宣伝する方、打ってる方の過失が大きいけれど)
カルト宗教に陥るのもクラブ選定もミスから始まっている。
クラブヘッドの重さを遠心力で!
は そのクラブを遠くに投げる ということ以外には
当たり前ですが使えないのです。
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手を返す
ヘッドをターンさせる
ヘッドがグリップを追い越す
という打ち方は 奇跡的な偶然を除けば
やればやるほど 回転が増え、弾道が高くなるだけの打ち方です。
そして それを距離にするためには
過度に自分の体に負担を掛け
煽って打たなければならなくなります。
そして その煽り打ちは
地面から打たなければいけないショットをどんどん苦しめます。
スタートになっている、
手を返す
ヘッドをターンさせる
ヘッドがグリップを追い越す
という打ち方は
軽いヘッドと硬いシャフトのクラブであれば
そうせざるを得ない のです。
シンプルに使っては飛ばないからです。
どの道に逃げても 必ず問題が起こり、
とどのつまりは 体の負担、ケガ、故障、痛み が
伴なう打ち方をせざるを得ないのは
すべて ゴルフクラブ から始まるのです。