【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

フェースローテーションの練習は…下手に

2019年03月11日 16時41分53秒 | ゴルフ



運動不足解消のため、筋力トレーニングのため
素振りを繰り返すのは良いコト! です。


良いコト。。。ですが、
多くの素振りは  ヘッドを返すため、
『フェースローテーションをするための素振り』です。


ことゴルフのクラブを機能させるには
フェースローテーションは とてもよくない行為です。

①何故ならば フェースローテーションをするのには
意図的な振り遅れ状態を造る必要があり、
振り遅れているから → フェースローテーションをする は
フェースローテーションをするため → 振り遅れを造る
 練習になってしまうからです。

②フェースローテーションをするのは
グリップ、もしくは体をインパクト付近で
止めなくてはなりません。
となると ボールを打つ インパクト付近では
手や腕だけでクラブを振ることになりますので
 フェースローテーションの練習は手打ち 
をするための練習 と言うコトになります。

③フェースローテションの練習は
そのフェースローテーションの量と同等
体を開くことになります。
体を開く~左を向く と言うコトは
右サイドが下がり、左サイドが上がり
しゃくり打ち、煽り打ちの練習と言うコトになります。


正直 諸々で百害あって一利もない…のです。





よく考えてみましょう。
アドレス時に クラブヘッドは自分の正面に有り
ボールに対してもおおむねスクエア
その製品のオリジナルロフトを保った状態です。

フェースローテーション~ヘッドの返し を
必要とする理由の多くが インパクト時に
フェースが大きく開き、ロフトが寝てしまうための
 スライス対策、もしくは飛距離不足 だと思うのですが、
フェースを閉じなくてはならない理由は
フェースを開いたからです。
 アドレス時は閉じても、開いていもいない のに、です。

ゴルフクラブは1m、それ以上の長さの棒の先に
クラブ全体の6割を超える重さが打撃部として、
集中している道具です。
重さ、長さ、そして運動が加わりますから
相当な重さになります。
特にハミングバードのクラブの場合は
ヘッドの重さも 市販のモノと比べ 60gも 80gも
重くなっています。
それを 返す ローテーション させる行為は腕力の仕事で、
それを一生懸命しても クラブを動かすコト に
力を使ってしまい、ボールを打つコトに使われません。
ローテーションをすればするほど
ボールを打つ方向、ボールを飛ばす方向 ではない
遠心力のかかる 外へと膨らむ力が増える一方ですから、
体の姿勢もそれを補正しなくてはならなくなります。

ボールをどかす大きなチカラ として
ヘッド重量があるのです。
それを 単に労力のために浪費してしまっては
勿体ないでしょう。



元々 体の正面に有ったクラブヘッドを体の右にズラし、
元に戻す練習をするのならば、開いて閉じる練習をするならば
体の右にずらさない練習、開かない練習の方が
 クラブの機能として発揮し易くなると思いますし、
スイングの動作が減らせ、お望みの飛距離やスライス防止
だけでなく、繰り返せる可能性が増えると思います。

飛距離不足、スライスに悩んで
それそのものを解決しようとしたとしても、
ショットの再現性、正確性が落ちてしまう行為であれば
行き着くところ 飛距離を捨てて方向を取るか
方向を捨てて飛距離を取るか という
ゴルフスイングに行かざるを得ません。


この数十年でクラブの進化は
ヘッドのモーメントの向上とともにあります。
モーメントとは質量です。
クラブローテーションは インパクト前後を
クラブだけ、もしくは腕とクラブだけ を動かす
モーメントの低い行為です。
それであれば、クラブを元々そこに位置していた
体の正面に置いたまま、体という最大質量ごと動かし
モーメントの高いインパクトを造る練習をした方が
遥かに効率は良いと思います。

小さなモーメントで振るフェースローテーションより
大きなモーメントで振るゴルフスイングの方が
ゴルフクラブの機能も生かし易く、
かつ 動作も少なくなるので、距離と方向、安定度の
両立を実現し易いと思うのですが…。
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