THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

Skogar&VIK

2012-05-17 | 北極圏旅行2012初夏
8:30レイキャビクBSI発のバスでSKOGERへ向かう。HOFN行きのバスなのだが、乗客は4人しかいない。経営大丈夫なのか…
どうりで1日2便しかないはずだ。片道5000ISK。
とにかく、今日も2日続けてアイスランドでは珍しく快晴。ハイキングにはうってつけだ。
1人、前に座っていた乗客が話しかけてきた。彼はスイス人で、SKOGERの1つ手前、Seljalandsfossで降りて、滝の上流へとトレッキングするらしい。今日はSKOGER付近で止まるという。SeljalandsfossからSKOGERまで、どうやって移動するんだと聞くと、歩くかヒッチハイクだという。寝袋持参なんで、外で寝るかもと…
私が大阪出身だというと、驚いて、姉も今大阪にいるかも、3週間ほど日本にいるんだという。
アイスランドの後は、私と同じく東ヨーロッパを旅して、そのあとは、ロンドンでオリンピックを見る、チケットはもうあるという。
というのも、姉がスイス代表でオリンピックにでるから、というではないか!つまり、日本にいる理由も柔道の練習のためで、自分自身も柔道をやっていて、柔道用語をいろいろ言って見せた…
彼は、アイスランドを事前によく調べてきたらしく、アイスランドの隠れた名所を2、3教えてくれた…

そうこうしてるうちに、Seljalandsfossに到着。そこそこの観光スポットになっていて、すでに多くの車が駐車している。なかなか素敵な滝だ。Seljalandsfoss以外にも駐車場から見ると、何本も滝が見える。
お互い写真を撮りあって、彼とさよならをした。

11時40分SKOGER到着。
もう駐車場から、滝の全貌が見える。



右横に、滝上部へ続く小道があり、登ってみる。
滝上部にもSkogarfossほど大きくはないが、大変美しい滝がいくつもある。向こうには2010年噴火したEyjafjallajokullが平べったく雪を被っている。周りは、全く木が生えてないので、空間がやけに広く感じられ、なんとも雄大というか不思議な光景だ。
見渡す限り木の生えてない苔と芝が広がる地形に、それを切り裂くように流れる川。ところどころに滝が轟き、遠くには真っ白な平べったい高原のような山…



山から降りてSkogar Museumへ向かう。滝から歩いて10分ぐらいだろうか、放牧されている羊たちを横目に、標識どうり進んで行くと、屋根に草を生やした、なんとも素敵な北欧独特の古い民家が見えてきた。入場料1000 ISK。



4時ごろ、国道1号線に出て、アイスランドで初めてのヒッチハイクを開始。晴れているが、風が強い。ヒッチハイクの条件としては、まずまずだが、だんだん身体が冷えてきた…
レインコートのズボンを取り出し、履いてからまた仕切り直す。間もなく、1台車が止まってくれた…

交通量は少ないが、2台乗継ぎ6時前にVIKに到着。まずます順調にいったほうだろう。アイスランドは比較的ヒッチハイクしやすい国かもしれない…

ユースホステルは昨日の段階で満室だったので、昨日電話で予約しておいたGistihus Arsalir を探す。Skogarから来ると、ちょうど村の入口、1号線沿いの左手にあった。いわゆるスリーピングバッグアコモデーションで1泊3000 ISK。なかなかキレイなところだ。しかし、この宿、勝手にドア開けて入ったんだが、誰もいない…
アイスランドの田舎なんで、日本の田舎同様、ドアに鍵かけなくても安心して外出できるのか?
そういえば、宿のおかみさん、VIKに到着したら、電話よこして、と言っていたが…

荷物を宿に放置して、VIKの有名な黒い海岸に出る。
崖の向こうに、海中から聳えている塔のような岩も見える。
よく、VIKの絵葉書とかに、出てくるやつだ。
その崖がPuffinの繁殖地になっている、とロンプラに載ってあったので、近づいてみる。
人が踏んだ跡があったので、登ってみる。ふと見上げると、3mぐらい先に、Puffinが一匹こちらを見てる…
おお、簡単に見つけてしまった…辺りを見ると、あちこちいるではないか…



カメラをそっと取りだし、望遠にして何枚か取る。さらに近づこうとすると、このPuffinは飛び立ってしまった…もっと望遠の効くカメラ持ってこりゃよかった…
さらに、上に登ってPuffin撮影を試みるが、やはり、あまり近くには近寄れない。でも、結構間近にPuffinを見たので、満足して降りようとする…
どっから登ったっけ…?
崖は結構崩れやすい…
結構、いつの間にか、高いところまで来てしまった。
ちょっとでも足を滑らせて、落っこちれば…GAME OVER…
すると、旅行者が2人、一眼レフさげて、こちらに登ってくる…
望遠のレンズを付けたカメラで、バシバシ写真撮っている。
やはり、こういう場合、一眼レフは断然有利だ。レンズ交換できるし、何より写りがいい。オーロラ撮影だって広角のレンズはめれば、バッチリだ…
そんなこと思いながら、彼らが来た道を、容易に下って降りた。

宿に戻ると、他の客がいた。彼に、今日泊まるんだが、ここのオーナーは?と聞いたら電話してくれた。
夜10時半に戻るから、部屋番号1番の部屋使ってくれ、キッチンも使っていい、と言われた。
しかし、のんびりしてるな…
そういえば、6年前アイスランドに来た時も、宿でオーナー兼管理人が次の朝、出発しようとする直前やっと現れたことあったな…

10時半過ぎて、宿のおかみさんが来た。なんでもハイキング行っていたそうだ…部屋は2人部屋を結局1人で独占。今日はぐっすり寝れそうだ。

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