THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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白夜の氷山

2012-05-29 | 北極圏旅行2012初夏
午前中は、昨日行かなかった、発電所からオールドヘリポートへ辿るルートを行く。
発電所は、青い煙突が目印だ。発電所を過ぎたところに、ベンチと左に丘の上に続く階段があり、登って行く。黄色のマークを辿って進んでいく。右手には、氷山で覆われた海が美しい。ところどころ、まだ雪が残っていたり、水溜りになっていたりするので、長靴でないと濡れてしまうだろう。
そのうち、巨大氷山群が見えてきた。このコースが一番、巨大な氷山の全てを同時に眺めれるし、崖の上で、高所恐怖症でビクつきながら眺める必要もなく、ゆったり弁当食べながら、お茶しながら優雅な眺めを楽しむことができる。ただ、ベンチは設置されてないが。
Sersermiutには、ベンチが設けられてる箇所があるが、巨大氷山群全てを見渡せないので、今回のこのコースに私としては軍配を挙げたい。
ただ、大きな氷山群が、もっとフィヨルド内にあれば、話はかわるが。

…午後11時半。もう寝床に入ってもいいころだが、ゴソゴソ長靴を履いて、カメラの充電池をチェックし、帽子をかぶり、外出…
発電所の方へ向かうと、道の向こうに、黄金に輝く氷山の海が…空気も冷んやりしている…昼間は日差しも強く、暑いくらいだったが。
海は静まりかえって、鏡のように空を反射している。
水平線上に赤みがかった太陽が浮いているが、海に反射されて2重に眩しい。



氷山に、ほぼ真横から夕陽が当たるため、より立体感があり、昼間の白一色とは、また違った光景だ。
昼間と同じコースを辿る。巨大氷山群も黄金に輝き、陰影のコントラストが美しい。多少空が暗くなった分、コースも分かりづらい部分もあるが、夕陽の光で、ツンドラの大地も、哀愁感漂い、なにか映画の一シーンのようだ…


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