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THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

アルタ(Alta)

2008-11-28 | ノルウェー
人口1万6千。ノルウェーFinnmarkの中心都市。街自体は平凡。

 Alta Museumで世界遺産である6500年から2500年前に描かれた「アルタの岩絵」が見られる。

  アルタの岩絵

◇Alta Igloo Hotel  http://www.alta-friluftspark.no/ 

アルタ版のアイスホテル。2009年は1月16日オープンのようだ。通常は4月中旬までの営業。

◇Alta Vandrerhjem  http://www.hihostels.no/

5月から9月までの営業。街から10KM郊外にある。300NOK~

バス

ノルウェー北部各地、フィンランドへもある。

フェリー

Hammerfestへはバスより速い。



SAS、Widerøe、ノルウェジアンエアーが就航している。ノルウェジアンエアーのオスロ間のフライトは早めに予約するとかなり安い。
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ヤンマイエン(Jan Mayen)島

2008-11-27 | ノルウェー
北極海に浮かぶ絶海の孤島ヤンマイエン(Jan Mayen)島。この島の名を知るものはよほどの極地通以外いないであろう。

 グリーンランドの東450KM、アイスランドの北550KM、ノルウェー本土からは1000KM西に位置する(北緯71度 西経8度)。島は山がちであり、最高峰は北部にある標高2277Mのビレンバーグ(Beerenberg)山だ。

 島にはノルウェー唯一の活火山があり、地表は氷河に覆われており、地峡で二つの部分に分けられている。

 気候は8月が平均5.4度、一番寒い月で平均-5.1度。北極圏にしてはマイルドな気候だ。Svalbard諸島よりは降水量は多い。しかしノルウェー本土に比べるとずっと少ない。霧が多く、曇がちである。嵐も頻繁にある。

 ワタシは残念ながらここを訪れたことはない。というか普通の旅行者には島への訪問は極めて難しい。

 ホテルもレストランも売店も旅行者に必要なものはなにもない。ここに来るには特別な上陸許可証が必要だ。ここに来る公共交通手段もない。港もないので船で来ても砂浜に上陸するしかない。飛行場(ただの滑走路?未舗装)はあるらしく、軍の飛行機が年数回飛来する。

 ヨットで私的にここを訪れる人はいるらしい。軍関係者や研究者を含めて毎年200~500人が訪れるということだ。しかし普通来れる時期は6月末から8月いっぱいに限られるだろう。その他の時期は嵐が頻発するし、冬から春にかけては流氷の問題もある。

 こんな超僻地にも人は常時住んでいる。軍関係者と気象専門家だ。郵便局もあってTシャツなどの土産物も販売しているらしい。

インフォメーション http://www.jan-mayen.no/

EcoExpeditionsのJan Mayen島へのツアーも載っている。ロフォーテン発で2週間の旅程。3000ユーロ。





Jan Mayen島。2007年9月に撮影された。


ところで余談だがノルウェーが南極地方にも領土を持っているということをご存知だろうか?一年中氷河に閉ざされている無人島、Bouvet島のことである。

 南アの喜望峰(Cape of Good Hope)の1600KM南西、南緯54度、東経3度に位置し、厳密に言えば南極圏ではないが世界で最も辺境にある島の一つとしてその名を知られている。島では猛烈な強風が吹き荒れ、樹木は育たない。ペンギンやゾウアザラシが生息している。

 ここを訪れた旅行者は果たしてどれぐらいいるのだろうか?無人島で、ここにたどり着く交通機関はない。船で近づこうにも港もない。島全体は自然保護区になっていて、上陸許可はまず取れない(誰も監視してないだろうが)。ホテルもレストランも売店も郵便局もなにもない。水道、電気もなく電話線も当然来てない。

1979年9月22日、こことMarion Island(南ア領。南緯47度、東経38度)との間で核爆発らしきものが衛星より探知された。南アによる核実験だと言われている。



Bouvet島。2004年9月に撮影された。
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モ・イ・ラーナ(Mo i Rana)

2008-11-17 | ノルウェー
人口2万5千の工業都市。北極線より25KM南。ほぼArtic Circle上にある町ということで売り出し中でもある。インフォメーションも親切な対応だ。

インフォメーション http://www.arctic-circle.no/

周辺

◇Artic Circle Centre  http://www.polarsirkelsenteret.no/

 国道E6のArtic Circle上にある施設。カフェ、お土産物など。5月~9月15日までの営業。周辺ではハイキングも楽しめるらしい。
 国道E6はSaltfjellet- Svartisen 国立公園の中をBødo方面へと走っている。2007年3月車で通ったときはArtic Circle Centreは屋根の辺まで雪で埋もれていた。
 国道E6は海岸側のRv17とまったく違った風景だった。一面見渡す限り銀世界。国立公園に入る前道路に踏切があって、天候が悪いと閉まるのだろう。

◇Svartisen 氷河

ノルウェーで2番目に大きい氷河。Mo i Ranaから32KM。E6を北上し、Rossvollまで来たら標識に従って進む。湖をボートで20分(夏のみ)。岸に着いたら3KM歩く。トレッキングブーツ要。

  Svartisen 氷河

鉄道

BødoやOslo、Trondheimからアクセス可。

バス

ノルウェー各地へ。スウェーデンのUmeå方面へ行くバスもあるらしい。
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Vardo

2008-11-07 | ノルウェー


Vardø。ノルウェー最東端の町である。実際イスタンブールやサンクトペテルブルグより東に位置する。人口は2400。町は小さな島にあって本土とは海中トンネルで結ばれている。

 この町はノルウェー本土で唯一ツンドラ気候(Arctic climate zone。最暖月平均気温が10℃以上にならない地域ということらしい)に属する町、ということを売りにしている(本土じゃなくて島なんだが)。

 地理的にも気候的にも北極地方なんだが、白い砂浜もあって夏は真夜中にミッドナイトサンで日光浴、というめったにない贅沢も味わえる。

 街の中心にはインフォメーションもあり、インターネット端末もあるらしい(夏のみ)。
 こんな北の果てだが歴史も結構古い。17世紀には魔女狩りも行われていたらしい。18世紀に作られた要塞跡もある(ヨーロッパ最北の要塞らしい)。

インフォメーション http://www.varanger.com/

◇雪合戦大会 in Vardø  http://www.yukigassen.no/

どうやら「雪合戦」というのは「マンガ」と同じく、広く国際語として定着しているらしい。こんな北極圏の地の果てまで日本の文化が伝わっているとは、日本人として嬉しくもあり誇らしくもある。
 2009年は3月25~29日の開催らしい。本家代表として参加してみては?


宿

◇Vardo Hotel  http://www.vardohotel.no/

この町唯一のホテル。土日は割引がある。
 


AltaやKirkenesへの便がある。空港は町から4KM。



Hurtigruten沿岸急行船が寄航する。

バス

75KM西の町Vadsoからは夏フィンランドへのバスがある。
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Nordkapp (North Cape)

2008-11-05 | ノルウェー
巡礼地ノールカップはノルウェー北部のMagerøya島にある岬で高さ307Mの断崖である。
 位置は北緯71度10分、東経25度47分で、北極点からは2102KM南である。 よくヨーロッパ最北の地とされるが、Magerøya島最北の場所はノールカップより約1.5KM北のKnivskjelloddenであり、また島ではないヨーロッパ本土の最北の場所は北緯71度8分のKinnaroddenである。

 Magerøya島最大の町、Honningsvågが拠点となる。空港もありWideroeが就航していてトロムソ等から飛ぶことができる。沿岸急行船もここに寄る。Honningsvågからノールカップまでバスで45分。

 岬にはノールカップ・ホール(Nordkapphallen)という施設があり高い入場料を払う(200NOK)。2日間出入り自由だ。 インフォメーション、真夜中の太陽を見ながらシャンペンが味わえるというバー、売店やレストランなどのほか、ノールカップ到達証明書を発行する郵便局や世界最北のキリスト教会もある。
 
 ノールカップ・ホールは年中開いているが、5~8月の間、それも晴れていないといわゆるミッドナイトサンを拝めない。それに昼来てもミッドナイトサンでなくデイタイムサンになってしまう。
 ここには年20万人が主に夏の間訪れるらしい。


ノールカップインフォメーション http://www.nordkapp.no/


◇ARTICOアイス・バー http://www.articoicebar.com/

今や北欧各地に出没しているアイスバーだがここは世界で最も北のアイスバーというのが売りだ。街の中心にある。4~9月の営業。120NOK

◇Bryggerie  http://www.bryggerie.no/

世界最北のビール醸造所。


ツアー

◇バードサファリ  http://www.birdsafari.com/

ノールカップの15KM西の自然保護区までGjesværから船で行ってPuffinなどの鳥を観察する。HonningsvågからGjesværまで36KM。Gjesværでは宿もやっている。


宿

◇Nordkapp Camping http://www.nordkappcamping.no/

Honningsvågからノールカップに行く途中のSkipsfjordenにある。キャビン、バンガローもある。5~9月の営業。

◇Nordkapp Vandrerhjem  http://www.hihostels.no/

Honningsvågの街から2KM。通年営業。330NOK~ 

バス

バス会社Eskelisen Lapin LinjatがロヴァニエミからIvalo、Karasjok、Honningsvåg等を経由してノールカップまで夏の間バスを走らせている。
 ロヴァニエミからだと735KM、11時発22時20分着となっている。

 Honningsvågからノールカップへは夏は一日2本あるようだ。45分で95NOK。

バス&フェリー http://www.ffr.no/



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