おばんです。南高サッカー部OB会事務局です。
本日6月4日(土)に標記大会準々決勝が開催されました。
いよいよ大会も8強が激突。優勝を目指して残り3日間の戦いに挑みます。
では秋田南高校サッカー部の試合結果を速報します。
※ ※ 第62回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技 準々決勝 ※ ※
平成28年6月4日(日曜)13:00キックオフ
会場/西目カントリーパークサッカー場(住所:由利本荘市西目町出戸字浜山6-1)
秋田南 0-0(PK4-2) 西仙北 (前半0-0)(後半0-0)
得点者:なし
前後半70分間では決着がつかずPK合戦へ。
PKで辛くも勝利しました!
では、本日の準々決勝「秋田南‐西仙北」を時系列に沿ってレポートいたします。
秋田南の試合開始時のスタメンは、3回戦・由利工業戦と同じ。
4-4-2のシステムに、DFラインは右から4番君、2番君、3番君、5番君。
中盤の中央、ボランチは6番君と7番君。
中盤右ワイドに10番君。左ワイドに11番君。
ツートップは9番君、18番君という構成でした。
コイントスでエンドを決めれる権利を取った秋田南が風上を選択。キックオフは西仙北。
前半開始早々の1分、西仙北9番君がシュートを放つも秋田南GK1番君が慎重にキャッチ。
前半5分秋田南は左CK。右足で大きく上空に上がったボールは強風に流されてそのまま、ゴール反対側のゴールラインを割ります。
同6分、秋田南はゴールライン付近からFK獲得。浮かしたクロスボールは再び風に流されてゴールキック。
前半10分から13分にかけては秋田南がファールを与える回数が頻発します。西仙北の直接FKが何度もありました。
その後の前半は、風上に立つ秋田南の縦パスが全て風で流れる、タッチラインを割る、ゴールラインを割る、味方の受け手選手へパスがつながらない、という状況ばかりが目立ちました。
風で流れることを想定し、こんな状況下であるからこそ、
相手の裏を取る浮かした縦パスでは無く、味方選手の足元へのグランダーのパスを多用して欲しかった。。。
ルーズボール、セカンドボールに対しては厳しく相手選手と競り合い自分たちのマイボールにできていただけに、
その後のゴールに向かうまでのパスの選び方、ボールの進め方を考え直して欲しかったと思いました。
前半24分、西仙北が左CK。秋田南GK1番君がパンチングでクリア。
同30分、今度は秋田南が直接FKの好機。しかし相手DFにクリアされる。
同32分、秋田南、再び右サイドから直接FK。しかし風に流れてボールはゴールラインを割る。
前半は双方共にシュートまで展開できない状況が続きました。
秋田南、西仙北、共に中盤とDFが粘り強く縦パスを跳ね返し、セカンドボールに対する寄せも厳しく、良い出来だったと思います。
秋田南はパスが味方選手の頭の上を超える浮き球ばかりが目立ち、ほとんどが繋がらず、
一方の西仙北は丁寧にグランダーのパスを多用し、サイドMFとFWはドリブルでの仕掛けを多用していた前半でした。
前半はスコアレス0-0で後半戦に入ります。
後半戦の開始。
後半開始3分、秋田南の不用意な横パスをインターセプトした西仙北がパスをつなぎ、右斜めからの強烈なシュート。
そのシュートはゴールポストに当たり、秋田南は開始早々、ヒヤリとします。
同5分、右サイドを突破した秋田南9番君がセンターリングを送るも味方選手に合いません。
後半9分、秋田南10番君の短い縦パスを受けたFW9番君がドリブルで突破し、シュート。これは相手GKがキャッチ。
10番君から9番君へのホットラインは、秋田南の攻撃の生命線。惜しい攻撃でした。
後半は強風を正面から受ける立場に変わった秋田南。DFラインの裏に抜ける縦パスが増えてきます。
こういった状況下では、GK1番君のボールの着地点の読み(予測)と、飛び出しの判断が、試合の勝敗を左右する重要なファクターになります。
後半の35分間通じて、秋田南GK1番君は総じて素晴らしい読みと適切な判断、ボールへの飛び出しと対応(クリア)だったと思います。
2回くらいは、飛び出し過ぎて相手選手にボールを奪われそうなヒヤリとした場面もありましたが…。
後半15分、秋田南が最初の交代のカードを切ります。中盤11番君OUT → 小柄な19番君IN。
同16分、西仙北左CK、続けて右CK。秋田南はしっかりとクリアし得点を許しません。
後半26分、秋田南ボランチ7番君右足シュート。相手GKキャッチ。
同27分、秋田南ボランチ司令塔6番君OUT → 3年生8番君IN。
同28分、西仙北、右サイドから中央にえぐるドリブルで突破した10番君がシュート。秋田南1番君キャッチ。
後半32分、秋田南左タッチラインからロングスロー。ニアの10番君が後ろにヘディングでつなぎ、9番君がヘディングシュート。
しかし惜しくもゴールポスト右外に。
後半の秋田南は、前半よりもパスを多用してボールを進めようとする意識が出てきて、相手ゴールに何度も近付けるようになってきました。だいぶハーフタイムを経て修正できたようです。
後半35分、西仙北がパスカットからショートカウンター。西仙北10番君がドリブルで進入しシュート。
秋田南1番君がセーブするも届かず、あわやゴールか?というシュートはわずかにポスト左の外へ外れます。
このシーンは危なかった。
結局前後半70分間を戦い抜き、0-0のスコアレスでPK合戦に。
前述したように、双方ともにセカンドボールの球際での闘いで互角に渡り合うも、得点機の創出が少なく得点までには至らず。
西仙北は、秋田南よりもグランダーのパスをつなごうとする意識を持っていたことでより決定機の数を作れていました。
シュート本数、決定機数、ボール支配は共に西仙北がう和待っていたように感じます。
そしてPK合戦に!
こればかりはキッカーとキーパーの1対1の勝負。キッカー、キーパーの技量と”勝つ!”気持ちの勝負です。
先攻の秋田南は4人目まで全員が成功。
後攻の西仙北は2人目まで成功するも、3人目が失敗。
そして後攻・西仙北の4人目のキックがゴールマウス右に外れた瞬間、秋田南の勝利が決定!
苦しみながらも準決勝進出!
※ ※ 第62回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技 準々決勝 ※ ※
平成28年6月4日(日曜)13:00キックオフ
会場/西目カントリーパークサッカー場(住所:由利本荘市西目町出戸字浜山6-1)
秋田南 0-0(PK4-2) 西仙北 (前半0-0)(後半0-0)
得点者:なし
なお「秋田南-西仙北」の対戦前には…
11時00分から「秋田商業‐西目」の対戦があり、わたくしN岡はこの試合も途中からでしたが観戦してきました。
西目カントリーパークサッカー場に到着すると、およそ200台は駐車できるであろう、駐車場は何と満車!!
観客席に着くと、ものすごい数の観客数でした。
試合は前半は風上の西目が圧倒的に攻め込むも得点できず、
後半の8分頃、秋田商業が右からの直接FKが西目のオウンゴール(もしくは秋田商業のゴール?)を誘い、先制。
後半は秋田商業が主導権を握り続け、試合はそのまま1-0で秋田商業が勝利。
別会場・仁賀保グリーンフィールドでは
本荘と新屋は1-1のスコアのままPK合戦に。PK合戦を本荘が制して準決勝進出。
そして、第3シード秋田工業が大曲工業を4-0で圧倒し準決勝進出。
明日激突する、4強が出揃いました。
明日5日(日)準決勝の対戦カードです!
※ ※ 第62回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技 準決勝 ※ ※
平成28年6月5日(日曜)
会場/八橋運動公園陸上競技場
11:00キックオフ 秋田商業 - 本 荘
13:00キックオフ 秋田工業 - 秋田南
明日の秋田南、準決勝は秋田工業との対戦です。
今度は秋田市の八橋運動公園陸上競技場に会場が移ります。
※ ※ 第62回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技 準決勝 ※ ※
平成28年6月5日(日曜)13:00キックオフ
会場/八橋運動公園陸上競技場
秋田南 - 秋田工業
明日の対戦相手、秋田工業とは4月10日(日)に、
「高円宮杯秋田県ユースサッカーリーグ2016 2部第1節 (開幕戦)」で対戦しました。N岡も観戦しました。
この4月10日の試合レポートした「事務局ブログ」はこちらです↓↓↓
http://blog.goo.ne.jp/spirit_of_nanko/d/20160410
この試合は、終始、秋田工業が試合の主導権を握り……、いや、試合を完全に掌握し攻撃を進めるも、
秋田南が粘り強く守り続け、数少ない2度か3度かの決定機のうちの、2度をゴールに結びつけ、2-0のスコアで勝利した試合でした。
試合が経過するにつれて、ペースを取り戻せうようになった秋田南が、攻撃でボールを支配できるようになっていきましたが、
4月上旬に見たこの試合では、”未成熟な”&”未完成な”秋田南がすごく印象に残っているN岡です。
辛口評価でゴメンなさい。。。
秋田工業に関しては、準決勝まで勝ち進んで来ることに驚きはなく、順当に勝ち進んできたように感じます。
4月10日の秋田南との対戦、また他にもう1試合、秋田工業の主審を務める機会があり、その試合を見ていたのですが、
秋田工業は非常に完成度の高いチームであるように感じます。
DFと中盤が連動してビルドアップを始めて攻撃の起点を作れますし、
FWとサイドMFの俊足を生かした縦に速い仕掛けとシュートまで結びつける崩しができるチームです。
今度の準決勝、対秋田工業は非常に難しい試合になることが予想されるでしょう。
秋田工業がボールを支配し、秋田南は粘り強く守って、奪ってからの速攻に活路を見出すのか?
秋田南がハイプレスを掛けて、秋田工業の低いエリアでのビルドアップをつぶしにいくのか?
逆に秋田南が、強みである球際での競り合いからゲームを支配していくのか?
明日は運命の準決勝。頂点まではあと2つ!
明日、難敵・秋田工業とピッチ上で繰り広げる激闘をぜひ試合会場で応援しましょう!
13時00分キックオフ、会場は八橋陸上競技場です!
最後は、本日の準々決勝「秋田南ー西仙北」試合フォトです!