やわらか煮っ記 オレはA−KING

地震災害、豪雨被害にあわれた皆様の一日も早い復興を願っています。

引退

2019年01月17日 09時12分14秒 | Weblog
ついに稀勢の里が引退発表

これは仕方のない結果だろうなぁ、と思う。

ただ、ほとんどの関係者が言っているように、「あのケガ」があったあと、しっかり治療してから復帰していればこの結果はなかったのかもしれない。

これは相撲界の悪しき習慣というか、訓えなんじゃないか。

「ケガは土俵で治せ」
「痛い、辛いは口にするな」
「動けるなら休むな」

これらは、少し前の学生運動部と同じだ。
それを何百年と続けている相撲界。
そろそろ考えを直すべきじゃないかと思うし、そう思い実践している親方や部屋も出てきている。

おそらく元貴乃花はその辺も改革しなくちゃ、と考えていたんだろう。
やり方を間違えたのは残念だけど。

稀勢の里に戻れば、この場所前は調子が良く、稽古も充分だったといっている。

では、なぜ勝てなかったのか。

俺には稽古不足にしか見えなかったけど。

以前のブログで「身体と心のバランスが崩れているのでは」と書いたけどそれもあったろう。

そもそも、ケガをして、その後傷も治り痛みもないなら元の調子に戻れるはず。
それが今回のような結果になったのは、痛みが治まらなかったか、筋肉が完全に断裂してまったく使い物にならなかったか、痛みも傷も治っているけど「可動域」が戻らなかったか。

俺も同じようなケガはしたけど、痛みが消え、可動域が戻れば実力を出せるんじゃないかと思う。

俺なんかと、大相撲の横綱では天と地 以上の差だけど、お相撲さんは毎日何時間も稽古やトレーニングしてる。

傷みや傷は治った状態だったとしても、休むことなく酷使されていてはそこが悪い状態を継続してしまうことは考えられる。

だから、結局稀勢の里の引退は、ケガが原因じゃないか。

あれだけ休場するんだったら思い切って手術するなりしていれば完全復活できたかもしれないのに。

相撲協会は考え直すべきだ。
協会が考え直しても、個の親方たちが考え直さないかぎりこの悪しき習慣は断つことができない。

稽古は厳しく、ケガはしっかり治す、完全に治す。
そもそも、ケガのないようにもっと工夫することもできるはずだ。

俺はずっと思っている。
土俵って、あの高さがないといけないのか?

神事と言うことも関わっているんだろうけど、あの高さがなければケガは減ると思う。
だって、勝負は土俵でつくんだから、高さがなければどこまでも出て行くというわけじゃあるまいし。

とにかく、稀勢の里の引退は早いし、残念だ。
コメント
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