#吉野湯
JR総武線
#平井駅
▲JR平井駅
▲階段を降りて
▲改札口
▲改札口を抜けて右に進み
▲出たところ。右側に交番があり、左奥にはファミマがみえると思うが
▲その左側のファミマ方面へと歩く
▲ファミマを正面に向いたところ。その隣にマクドナルドがある
▲横断歩道を渡ったら、マクドナルドとファミマの間の道に進む
▲突き当たりにきたら左折する
▲左にまがったところ
▲真っ直ぐ歩くと大きな通りにぶつかり
▲横断歩道をわたってさらに真っ直ぐ
▲右にみえる自転車屋さんのところで立ち止まり、右折する
▲右折したところ
▲あとは直進するのみ
▲すると左に吉野湯がみえてくる
▲到着
ごらんの通り外壁はすべて白で覆われ、銭湯としてはかなり異彩を放っている。
のれんをくぐろうとすると、入浴客と店主の女性が仲睦まじくのれんの奥で立ち話をしていた。
▲入り口からかなり綺麗である。それもそのはずで、こちらはコロナ渦真っ只中の2020年9月にリニューアルオープンしている。設計は銭湯業界でお馴染みの今井健太郎事務所
扉をあけて中に入ると、右側のスペースには販売する雑貨などが所狭しと置かれてあった。
受付は目の前にあり、座るのは先ほどのお客さんと立ち話をしていた60代半ばぐらいの女性。身なりがしっかりしていて小柄ながら声が通り、明朗快活。すごく感じのよい話し方をしてくれる。
「貸しタオルありますか?」とたずねると「入浴タオルですね」とフェイスタオルを出してくれた。「下駄箱の札をお預かりします」と言われ、代わりに引き替えの札を渡される。
フェイスタオルを手に取ると、「寒いのでしっかり温まってくださいね」と声を掛けてくれた。脱衣場からも店主の明るい声が良く響き、お客さんとの会話も活発でコミュニケーション能力の高さを伺い知ることができる。絵に描いたような理想的な接客だった。
男湯は右側で女湯は左側。
出典:東京銭湯ホームページ引用
のれんをくぐると、脱衣場も白を基調とした空間で、ロッカーは薄いグレーが混じったような青色だった。
右側に目を向けると、これまた丁寧に作り込まれた美しい坪庭を鑑賞することができる。縁側もあるので、湯上がりの外気浴はとても気持ちよかった。
左奥には鏡台が置かれ、ドライヤー(有料)とティッシュに綿棒が用意されてある。古い体重計がスタイリッシュな空間の中ではアンティークのような佇まいをみせていた。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲控えめながら遊び心が随所にちりばめられている
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲庭はとても美しかった
扉をあけると、浴室の空間もまた全体的に白を基本としながら床は水色模様などが取り込まれ、清潔感と爽やかさにあふれている。
真ん中に島カランがあり、左の間仕切り壁にもカランが並ぶ。左の手前に立ちシャワーがあり、右側は手前から奥に掛けて浴槽が続いていている。
カランのシャワーはプッシュ式で、勢いが強くて快適。しいていえば止まるのが若干早いかなとは思うけれども、それを差し引いても使いやすい。
▲こちらは女湯
浴槽は右の手前から見ていくと、最初が水風呂でこの時は薄い茶色にそまっていた。薬湯なのか天然水なのかはちょっと不明だった。
手を突っ込んだところかなり冷たくて、たぶん14℃前後だと思う。
出典:東京銭湯ホームページ引用
その奥が炭酸泉になっている。だいたい4人が入るといっぱいになる。この炭酸泉はかなり人気のようで、ほとんどの人は出る様子をみせず、入るのにだいぶ待たされた。待っててもすかさず入る人がいたり、中には無理矢理詰めて入る人もいたほどだった。
炭酸の濃度はというと、そんなに高くはなくて一般的な銭湯の標準ぐらい。温度は38℃かそれぐらいなので長湯する人が多いのも納得である。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯の浴室で説明すると右の真ん中にあるのが炭酸泉
そして一番奥にあるのが主浴槽である。主浴槽は5人ほどが入れるスペースで、中には電気風呂とボディジェット、座湯が併設されている。温度は43℃ぐらいと少し熱いぐらいだ。
最後は主浴槽の左隅にある熱湯で、こちらは45℃ほど。最初、熱湯のそばにあるカランを使っていたら溢れたお湯が足元まで到達したときにあまりの熱さに、ここの銭湯はヤバいと思ったのだが、実際に入ってみると意外と熱く感じないというか、むしろ快適だった。
壁絵は全面的に青が使われているので浴室の白とよく調和しており、全体を通した色の組み合わせが計画的に考えられている。また最近のリニューアルする銭湯でペンキ絵があるのはかなり珍しい。このあたりに昔ながらの銭湯の伝統を重んじる経営者の趣向が感じられる。
客層は高齢者がメインながら若い人も目立った。これだけセンスが研ぎ澄まされて清潔感に溢れてるならば若年層が来るのも当然だろう。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらが男湯
全体を通してみると、とにかく新しくて綺麗でありながら古き良き銭湯の伝統をしっかり受け継ぎ、自分が描く理想の銭湯のように感じた。なによりも受付の女性の対応は本当に素晴らしかった。
もしも自分が風呂無し物件に住んでいたならば、是非ともここに通いたいと思うほどすべてが気持ちいい銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 平井
経路 西方面
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 白い建物
壁画・眺望 富士山のペンキ絵
統一感 あり
置物 謎の置物
照明 明るい
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、炭酸泉、電気風呂、ボディジェット、座湯、熱湯
サウナ なし
温度 38~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 最高
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け あり
◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者や中高年、若者
【案内】
住所
〒132-0035
江戸川区平井4−23−2
電話番号
03-3681-6833
アクセス
総武線「平井」駅下車、徒歩5分
休日
月曜
営業時間
15:00−24:00
24時までに退出してください
※東京銭湯ホームページ転載
都心部はほとんど回ったので、今まで行ってないのは、平井とか江戸川区周辺なんですよね。なのでしばらくは江戸川区あたりをうろちょろしてると思います(笑)
しかし銭湯巡りをしてると、改めて東京は見所が沢山あるなと驚きます。銭湯巡りをしてなかったら東京のことを全く知らなかったと思います。
ここの接客はほんと素晴らしくて、モンモンさんのような接客を気にする方も安心して行ける場所です!
平井なのでちょっと東京の中心部から遠いのが難点ですが、駅からはそんなに遠くないので、最近一番のオススメのところかもしれません。
ユーさんが 平井まで進出されましたねえ!
ハイレベルな接客 素敵だわあ!
廣尾湯の優しくて親切なおじさまのこと思い出しましたわあ!
やっぱり心のこもった接客って重要ですよね
素晴らしいレポートありがとうございました😊
おはようございます。
たまたま総武線に乗ってたまたま平井駅に降りるって、すごい自由気ままな行動ですね(笑)
健太郎さんは、銭湯業界における革命者だと思います。経営者との対話でそれぞれの個性をいかしつつデザイン性の高い形へと昇華しているので、彼が存在していなかったら銭湯業界はだいぶ違った現在地になっていたでしょう。
グッドモーニングでも銭湯が紹介されていたのは嬉しいです。
自分も暗い浴室は好きじゃないんですね。
たしかに薄暗いと静謐な感じになって落ち着いた空間になりますが、正直体が洗いにくい。作業効率が落ちるのでリクレーションとしてはいいかもしれませんが、日常的に使うとなると疑問です。
炭酸泉は基本的にどこも混んでます。しかも炭酸泉ってぬるま湯だから長湯できてしまうので、そのあたりも回転率の低い要因でしょう。
吉野湯は超すすめの銭湯です。綺麗だし受付の人も良かったし、完成度はめちゃくちゃ高かったです。
加賀浴場も二年越しの復活は非常に楽しみですね。ネットでは5月頃と書かれてあったのでゴールデンウイークあたりに間に合ってくれたら開店当日でも行けるかもしれません。
こちらには2016年に訪問してます。
たまたま総武線に乗っていて、たまたま平井で途中下車して行きました。
全然覚えてないほど普通の銭湯でした。
リニューアルしたのは風の噂で知っていたので、また行きたいな〜と思いつつ、まだ実現していません。
なかなか良いリニューアルじゃないですか!
健太郎Good job!
3週間くらい前に、グッドモーニングという朝の情報番組で、改良湯と五色湯が紹介されてました。設計したのが今井健太郎事務所ということも紹介されてました。
改良湯が薄暗いのは店主の意向もあったらしいです。
でも私は明るい方が好きだ!!笑
炭酸泉、混んでますよねーどこの銭湯でも。人が少なくなるのを虎視淡々と狙って、いなくなったらとりゃー!って勢いで入ってます笑。
炭酸泉で自分の体にまとわりつく泡をただただ見つめているのが好きです。
吉野湯、これは絶対いかなければ。わざわざ平井まで行く価値ありそうですね。
行きたい銭湯が渋滞してます。王子の加賀浴場ももうすぐみたいです。
こちらこそ楽しい質問ありがとうございました。大井町線と池上線の間なら、まさに自分が理想とするところですね。
東京の中心地に近いけど落ち着いた佇まいがあって、都会すぎないところが好きです。またコメントをお待ちしております。
大井町線と池上線に挟まれた大田区には長いこと暮らしてましたが、東横線の大田区はレベチですね!笑
また住んでみたいと思えた街、紹介ください♪
自分もつい最近まで平井という駅は知らなくて(笑)、銭湯巡りのおかげで東京を再発見することができています。
銭湯のある街で住みたいのは、現実的な制約を無視して考えると東京だと大田区の東急東横線沿線あたりはいいですね。静かな住宅街がありながら駅前はおしゃれなお店が多いですし、足を伸ばせば繁華街にもすぐアクセスできますので。
あとは大阪なんかも旅行で何回か訪ねてますけど独自の文化があって一度は住んでみたい場所です。
聞いてみたかったことを思い出しました。
銭湯のある街で住みやすそうな街、住んでみたい街って何処かありましたでしょうか。一概に言えないのも分かりますけど。もし閃いたら教えて下さいませ。
前々から気になってたのですが中々行く機会がなくてようやく行ってきました。
外見はすごく斬新ですよね。
銭湯というよりもおしゃれな飲食店のような店構えなので、ちょっと敷居が高いかなぁという雰囲気はあるのですが、お店の人は気さくで従来の銭湯の良さが感じられるところでした。
平井周辺はまだまだ行ってない銭湯が沢山あるので楽しみにしてます。
やっぱり、って感じです。
平井周辺はまだ少し銭湯が頑張っていました。お楽しみください。