平成19年3月30日(金)変化の速さ!
今日は平成18年度の辞校式,本校では講師を含め18人が異動または退職となった。講師の女性が採用試験に合格し,新たな地で正式採用となるのだが,その挨拶に涙を誘われ思わず天(天井か)を仰いだ。
新天地での御活躍を祈念。訳あって画像は撮れなかった!
その代わりに我家のイフェイオンの様子。花言葉は「別れの哀しみ」ということで。
平成19年3月27日(火)花曇
校庭のソメイヨシノが開花した。
今日は,日本さくらの会が平成4年(1992年)に制定した「さくらの日」だそうだ。でも,まずなじみがないのではなかろうか?
3×9(さくら)=27の語呂合せと,七十二侯のひとつ「桜始開」が重なる時期であることからの制定だという。
日本の歴史や文化,風土と深くかかわってきた桜を通して,日本の自然や文化について関心を深める日だということだ。
このような日がなくても日本人はこの時季,ソメイヨシノより山桜をよしとする方も多いなど,思いの違いはあれど,いやがうえでも桜を意識せざるを得ない。
特に今年は観測史上3番目に早い桜開花の年となったので,思いもひとしおである。
最近,全国基準となっているソメイヨシノのルーツが解明,という研究成果がでた。長年の疑問に終止符が打たれるのだろうか。
それによるとソメイヨシノは伊豆地方のオオシマザクラと東京のコマツオトメの交配によるらしい。それまでのオオシマザクラとエドヒガンとの交配との有力な説は否定されたようだ。
まぁ,「親」はわからずとも「子」は全国制覇を成し遂げたわけである。
平成19年3月26(月)
スノーフレークが咲いた。しかし花数が少ない。管理が悪いせいだな。
今日は古今東西,著名な方の命日だ。
ざっと,柳生宗矩忌(1646年)
楽聖忌(1827年 ベートーベン)
ホイットマン 忌(1892年 米:詩人『草の葉』)
レイモンド・チャンドラー
(1956年 米:推理小説家『大いなる眠り』『長いお別れ』)
犀星忌(1962年 室生犀星)
鉄幹忌(1935年 与謝野鉄幹)
誓子忌(1994年 山口誓子)
まぁ,好みの問題だが,犀星か誓子をとりあげると,今回は山口誓子となるか。
山口誓子は多くの先達(草城・秋櫻子・歌人川田順ら)の教えを血肉として現代俳句の地平を拓いた俳人である。
その自覚的な作句方法は映画の技法なども取り入れ読む者の想像力をかきたてるものであった。
学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
夏草に機関車の車輪来て止る
麗しき春の七曜またはじまる
海に出て木枯帰るところなし
氏の『俳句鑑賞入門』(昭和42年初版)には多くを学んだ。
平成19年3月25日(日)
今日は洋画家・青木繁の命日,行年28。早熟の天才は一気に人生を駆け抜けた感じである。
彼は同郷の幼なじみで,良きライバルでもあった坂本繁二郎とともに語られることが多い。
しかし,坂本は長寿を全うし,生活人としても通常の範囲で過ごせたが,青木はその早い晩年,現実逃避の放浪生活をすることになる。
そこにまさに芸術家的な人生をみてしまうのである。
ところで青木は思い人で絵のモデルにも多用した福田たねとの間に一子・幸彦をもうけている。のちの尺八奏者・福田蘭童である。その蘭童の子が石橋エータロー(クレージーキャッツメンバー,後に料理研究家)である。
芸術家の血は確実につながったようだ。
大穴牟知命とは大国主命のこと,兄たちの奸計によって
傷ついた命を見守る右の女性神は,蛤貝比売でモデルは
幸彦を生んだばかりの福田たねである。
平成19年3月24日(土)一時強風&雨
昭和7年の今日は梶井基次郎の命日で,彼の代表作の『檸檬』にちなんで檸檬忌と呼ばれる。行年31。
己の非日常なる心象を,「えたいの知れない不吉な塊」と呼ぶ青年(まず梶井の分身と考えてよい)は,その心象を氷解すべく,本屋(丸善京都支店:知の権威の具象として)の画集の上に爆弾としての檸檬を置くといういたずらをする。
端から見ればいい齢をした青年がいたずらをした,としか見えない行動を高尚な青春小説にまでに賞揚したわけだ。
掌編なので高校の教科書にのったり夏休の課題図書になったりと今でも人気の作品である。
また,檸檬のもつシンボル性に引かれる若者も多いに違いない。
平成19年3月23日(金)
※トップ画像は夜の我家の椿(氷室雪月花)
今日で学校の平成18年度は事実上終り,子供達は各学年を修了したことになる。
通知表の裏にある修了証はそのことを示している。だから修了証明をする学校の職印がないと進級できないことになるのが法令のさだめ。とはいえ,そういった事例はまずない。
子供達も,自分が原級据え置き措置を受けるなど想像もしていない。まず,日本人とって進級は当然な日常のなりゆきなのである。
しかし,高校になると少なからず原級据え置き措置が行われる (その場合でも学校側は相当の手段を用いて,なんとか進級させようと学習の履歴を補償しようとする)。・・・・・・そのとき慌てても遅いのである。
勉強は己のため,社会のためである。
ともかくも,進級決定おめでとう!
4月からの大活躍を期す!
平成19年3月22日(木)春陽気 新美南吉忌:行年29
※トップ画像は木瓜
3学期は今日をいれてもあと2日。子供達はなぜか毎日ハイテンション!である。
春の陽気と学年がついに最高学年か!~~という喜び,そして息抜きのできそうな春休み(正式には学年末・学年始め休業という)が待っているだからある意味当たり前。
でもこの時季の子供達の交通事故などの多いことは周知の事実。十分心したい。
今日は6年生の学習で使うジャガイモを観察して植えた。ジャガイモはその芋本体で増やすということを学ぶわけだ(もちろんジャガイモにも種はできるが,種を蒔く人はまずいない)。
実はジャガイモは茎が変化したもの,だから日に当てておくと光合成をして緑色になる。また,茎の周りを暗くしておけば,空中でも芋はできるのだ。
おいしいばかりではなく,不思議もつまっている植物なのである。
花壇3基にうえました。
平成19年3月21日(水)春分の日:春季皇霊祭
今日は春分の日,祝日である。実は,子供のとき,春分の日が休みのわけを昼と夜の長さが同じになるから,と聞いた。当時の私は,それなら夏至も冬至もそれなりに休日になる資格があると思ったものだ。
そこで,高校生のころ祝日の由来を調べてみて,この日が春季皇霊祭の日である事を知った。(秋分の日は秋季皇霊祭)
本来は皇室がらみの祝日であったわけである。まぁ祝日のほとんどは皇室の行事に由来しているのだが。
ミニシクラメンが咲き始めたのは3月に入ってから,3年前にいただいたものがちゃんと咲いているのだ。とりあえず夏の水断ちを忘れずにしている。鉢あげもしないと。