美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

初冬賦6 万両

2008年12月31日 | 風流

 正月の縁起物の植物のひとつに万両がある。

 画像の万両は実生からのもの。親木は実をつけなくなってしまった?????。

 万両のほかに千両と百両が売られていた。十両と呼ばれるものもあるそうだ。

 百両の別名 は 「唐橘(からたちばな)」。    十両の別名  「薮柑子(やぶこうじ)」。    
  千両は江戸時代後期までは「仙蓼」の字で センリョウと読ませていたそうだ。


初冬賦4  冬枯れ

2008年12月29日 | 風流

  郊外へ、セピアの冬景色がひろがったところへ。

  常緑樹の緑のみが浮き上がって見える。

  日中は比較的暖かい今日、冬のまだ深まらぬのを感じた。(太平洋側のみ)

 

       冬浅し遠くに声の二つあり   奏城

       冬浅しセピアの道に影一つ  奏城

      

  

  

  

 冬枯れや新たな生命をはぐくみて   奏城

 

 


「小説 山脇東洋 江戸解剖始記」

2008年12月27日 | 読書もどき

 林太郎氏の『小説 山脇東洋 江戸解剖始記』を古本屋にて購入。小さな出版社の本のなので、なかなか流通にはのらないものだ。

 私の読書の守備範囲は結構広い、その一分野に「医学史」「科学史」がある。歴史の範囲ではあるが、科学の進歩がわかって面白い。それは人類がより幸福になろうとした営みでもあるからだ。

 江戸時代は人体解剖のことを「腑分(ふわけ)」といっていた。解剖のような科学的な意味合いがないからである。

 その腑分を我が国で初めて公式に行ったのが山脇東洋という京都の漢方医だった。

 私も山脇が腑分の結果を『臓志』に著したことまでは知っていたが、その詳細は知らなかった。『解体新書』に先立つこと17年前のことだ。

 何事も初めてのことは勝手がわからず混乱するものだが、その様子がわかってよかった。

 

 それにしても寒い一日だった。雪国では大雪だそうで、その苦労がしのばれる。庭に薄綿のように積もる雪なら風情もあるだろうが。

 

 


子供の科学1月号別冊「ノーべル賞」&ニュートン臨時増刊号

2008年12月24日 | 読書もどき

 今年のノーベル賞を日本人が4人受章したことは、理論物理学と化学における我が国(研究機関か?)の水準の高さと伝統を証明するものだった。

 4人とは物理学の益川敏英氏・小林誠氏・南部陽一郎氏と化学の下村脩氏である。

 南部氏は米国籍なので日本人としての受章には数えないことになったのだが、同じ民族としては誇らしいことに違いがない。

  その4人の受賞記念して多くの書籍がこれまた出版されたが。とりあえず子供向けに書かれたのが本書である。ノーベル賞自体の説明も詳しく、おもしろい。

  また、科学誌ニュートンは物理学の方について説明する特集版を出版した。こちらも素粒子物理学を図解しているのでわかった気にさせてくれるものである。

 


クリスマスコンサート

2008年12月23日 | 教育

  バンド部が駅前のクリスマスコンサートに参加しました。時間は20分しかありませんので、2曲でした。天気も恵まれ、良い演奏会になったと思います。

 

  ところで今日は天皇誕生日で祝日。陛下は御歳75になられた。

  陛下が誕生した時(昭和8年の今日午前6時39分、晴)、国内は喜びに満ちていた。

  あう有名な歌人は次のように詠んだ。

   大ぞらと大地に満つる光をばこの暁にもたらせる御子

 

  詠んだのは与謝野晶子である。

 


2学期終業式

2008年12月22日 | 教育

  今日で2学期も終り、学校で1番長い学期が終わりだ。子供たちにどのような思い出ができ、どのような能力が向上したのだろうか?それを確認する日でもあります。

  冬休みの過ごし方のお話では2年生もお手伝いしました。

 


バンド部

 
駅伝の表彰もありました。

 
冬休みの過ごし方について