美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

日乘  寒椿とハロウィン

2006年10月31日 | 四季

 

平成18年10月31日(火)

 

    寒椿大気静かに流れけり   奏城

  

 ハロウィンが急速に広がりを見せています。宗教色には頓着しないわが国の民族性でしょうか?と思っていたら,本校の職員室前に素敵なハロウィンの飾り(生け花?)が置かれました。保護者Nさんからのお心遣いだそうです。暗い廊下がいっぺんに明るくなりました。

 

 


日乘  稔り

2006年10月28日 | 四季

平成18年10月28日(土)

 

 実りの秋ということで,我家の蜜柑のその後の様子。近年にない豊作(笑)となりました。
 林檎は1週間前にもぎたてを食してみました。直径10cmに満たないものでしたが,味は立派にフジでした。


  
↑デュランタ(盛りを過ぎてもなお)      ↑小菊(これから盛りをむかえます)
 
 
筆擱けば真夜の白菊匂ひけり  日野草城
 
壱年をめぐりて小菊の息深し  奏城
 
 

葬列

2006年10月01日 | 風流

平成18年10月1日(日) 今日より神無月(かんなづき)・衣更

 

法の日・印章の日・土地の日・コーヒーの日・日本酒の日・ネクタイの日・メガネの日
香水の日・デザインの日・国際音楽の日・赤い羽根の日・国際高齢者の日
福祉用具の日・浄化槽の日
 

 

石田三成 (武将・関ヶ原の合戦西軍総大将 行年40 旧暦)
小西行長 (武将・キリシタン大名 行年不詳)
伊東滿所 (天正遣欧使節の一人・宣教師 行年41 旧暦)
大和田建樹 (国文学者・歌人・詩人『鉄道唱歌』 行年53)
小堀鞆音 (日本画家 行年67)
初代水谷八重子 (俳優 行年74)
石塚喜久三 (芥川賞作家 『纏足の頃』 行年83)



          
                 ↑ 石田三成            ↑小西行長




 石田三成も小西行長も関が原の戦いで敗れた西軍の武将でした。
 NHK大河ドラマ『功名が辻』では,多分11月1日放送分が「関が原の戦い」になるでしょう。題名は「天下分目」とかになるのでしょうか。来年の歴史学習の予習がてら観るのもいいかと。

 

[伊東マンショ
の絵]      
↑伊東マンショ        ↑大和田建樹


           
小堀鞆音(こぼりともと)          作品の「武士(もののふ)」

 

       秋の雨嗚咽の列のながかりき   奏城

   秋の暮れお通夜の席に忘れ傘  奏城
      
 ※9月28日に急逝した元教え子の父の通夜に参りて