美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

カクタス

2010年12月29日 | 風流

   1年前に売れ残りのカクタスを500円ほどで買った。もちろん花は落ちていたが、葉摘みが施されていたので、お店の管理はしっかりしていた。シーズン中は1500円ほどだった。

  この手のものはちゃんと管理すればちゃんと咲くはず。なので、1年後を楽しみにしていたら、先週末から咲き始め、半分ほど咲いた。真っ赤な花ビラが印象的である。たぶんトーアアリスという種。


復刻本『碧梧桐句集』大須賀乙字選

2010年12月29日 | 教育

  久しぶりにあの全国的展開の古本チェーン店に行った。単行本の階で探したものは先ごろ惜しくも逝去された黒岩比佐子氏の著作と詩歌。黒岩氏のものは残念ながらすでに持っているものしかなかった。一般的には無名といっていい方なので無理もないか。詩歌コーナーでは“ほるぷ”が昭和54年に刊行した「特選 名著復刻全集 近代文学館」のうちの『碧梧桐句集』大須賀乙字選があったので購入。

 本物は大正5年の刊行で容易に入手はできないだろう。ネットでみると本物は3万円で売りに出されている。今回の復刻本は600~1500円の間で売られているようだ。すると300円で買ったのはずいぶんとお得ということになろうか。

 河東碧梧桐は正岡子規門下の高濱虚子とともに双璧とされている俳人で、もっとも子規を敬愛していたとされる。しかしながら、俳句の世界では虚子の方が、その後の結社経営で才をみせ、今日の俳句界の雄といえる「ホトトギス」を遺した。

 しかし、私見だが俳句の改革に情熱を傾けたのはどうも河東碧梧桐のほうである。彼がのちに自由律俳句に行きついたのもその情熱の結果ではと思う。

 師である子規は、碧梧桐と虚子について、「虚子は熱き事火の如し、碧梧桐は冷やかなる事氷の如し」と評したという。

 NHKの「坂の上の雲」の「子規、逝く!」でもこの両者は出ていたが虚子の出番ばかりだったなぁ。

 

 

 
   河東碧梧桐

  


『相棒 Ⅱ』を観る!

2010年12月28日 | 風流

良かった!また観たくなる!批判的な意見もあろうが、そんなに難しく考える必要はない。

相棒はさらなる段階に進むことは確実。あの方がそうなるか!という最後に困惑。

 

 

                          


歴博にて

2010年12月25日 | 風流

 ほぼ10年ぶりに国立歴史民俗博物館にいく。企画展は「武士とは何か」。追及不足の感は否めない。もっとも武家造りの関する考察には得るものがあった。

 この10年の間に第6展示室「現代」が開設されていてそれも見学した。展示室の最後にはゴジラがいた。

 

 見学中に10年以上の前の教え子の母親(奇跡の会のメンバー)から携帯電話が入った。

 内容は息子(教え子)の名前が、この夏のTBSテレビ作品『歸國』のエンドロールに出てくるということだったので、視てということ。

 当方は夏に視てよいと思ったので、今日の再放送は録画設定したので、後で確認しますよと言って電話を切った。夏の記事は以下。

 http://blog.goo.ne.jp/soujou007/e/3a8fb0453938fb3466a9d2eea28a0b10

 帰宅後確認したら、確かに教え子の名前だった。こういう仕事をしているのだなぁと感動。