美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

日乘  誓子忌

2007年03月26日 | 俳人

平成19年3月26(月)

 

 スノーフレークが咲いた。しかし花数が少ない。管理が悪いせいだな。

今日は古今東西,著名な方の命日だ。

ざっと,柳生宗矩忌(1646年)
     楽聖忌(1827年 ベートーベン)
     ホイットマン
(1892年 米:詩人『草の葉』)  
     
 レイモンド・チャンドラー 

      (1956年
 米:推理小説家『大いなる眠り』『長いお別れ』
     犀星忌(1962年 室生犀星)
     鉄幹忌(1935年 与謝野鉄幹)
     誓子忌(1994年 山口誓子)

 

 まぁ,好みの問題だが,犀星か誓子をとりあげると,今回は山口誓子となるか。

 山口誓子は多くの先達(草城・秋櫻子・歌人川田順ら)の教えを血肉として現代俳句の地平を拓いた俳人である。

 その自覚的な作句方法は映画の技法なども取り入れ読む者の想像力をかきたてるものであった。

 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ

 夏草に機関車の車輪来て止る

  麗しき春の七曜またはじまる

 海に出て木枯帰るところなし 

 

氏の『俳句鑑賞入門』(昭和42年初版)には多くを学んだ。


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