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十思公園 小伝馬町牢屋敷展示館
十思公園(じっしこうえん)は、東京都中央区日本橋小伝馬町にある公園。
江戸時代、このあたり一帯は伝馬町牢屋敷であったことから、公園内には処刑の合図となった石町時の鐘(もとは同じ日本橋の石町にあった)があるほか、そこで処刑された吉田松陰の石碑もある[1]。隣は十思スクエア(旧:十思小学校)で、隣接する同別館には小伝馬町牢屋敷展示館がある。
小伝馬町牢屋敷展示館
時代劇でお馴染みの「伝馬町牢屋敷」は現在の中央区日本橋小伝馬町3~5番を占めていました。面積は2,618坪(8,637平方メートル)。周囲に土手を築いて堀を巡らし、土塀に囲まれていました。その牢屋敷の内部の模型を展示しているのが日本橋小伝馬町5番にある十思スクエア(旧十思小学校)に隣接する「十思スクエア別館」内にある『小伝馬町牢屋敷展示館』です。
牢屋敷の獄舎は身分によって区分けされていました。大牢と二間牢は庶民、揚屋(あがりや)はお目見以下の幕臣、大名の陪臣、僧侶、医師。牢屋敷は現在でいえば未決囚の収容所で一時的に留置しておくためのものでした。したがって取り調べをする穿鑿(せんさく)所や拷問蔵もあり、模型にもそれらの場所が明記されています。
20150414 東京南東・碑・史跡
東京都中央区日本橋小伝馬町
十思公園
伝馬町牢屋敷跡につくられた公園。園内には、銅鐘石町時の鐘(どうしょうこくちょうときのかね)・伝馬町牢屋敷跡・杵屋勝三郎歴代記念碑・吉田松陰終焉の地碑など、歴史を物語る史跡が豊富に残されている。石町時の鐘
江戸市民に親しまれた時報鐘のひとつ。現在の日本橋室町4丁目付近にあった。近くにオランダ人の定宿、長崎屋があったため、「石町の鐘はオランダまで聞こえ」とうたいはやされた。高さ1.7m、口径93cmの和鐘である。
吉田松陰終焉の地
兵学、洋学に通じた幕末の長州藩士・吉田松陰は、幕府の条約調印に関して閣老間部詮勝の襲撃を謀ったとして捕らえられ、安政6年(1859)伝馬町牢屋敷で処刑された。松陰直筆の辞世の歌が刻まれている。
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