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songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

冷静に対処できない心理もわかってあげたい トイレットペーパー騒ぎ

2020-03-08 23:48:29 | ライフ
新しいウイルスということで、ある意味世界を巻き込んで大変な騒ぎになってきたコロナ型ウイルス
私のところの職種でも直撃を受けております

冷静に対処すべきで、デマに流されず、正しく恐れよ、と、うろたえないようにして動いておりますし、
マスコミで妙に煽ったり、恐れさせるだけのような報道には、多くの方々と同じく、やはり怒りを覚える部分があります。

これだけの騒ぎになる少し前のこと、2月後半です。帰りに買い物でドラッグストアに寄ったら、何やら妙にみんなものものしく、
やたらにみんなトイレットペーパーを買っている。携帯電話で家庭と連絡を取りながら買っている人たちも何人も。
妙だな、と思って帰宅すると、家に、トイレットペーパーがどっさり。
全国でトイレットペーパー騒ぎが報道される1,2日前のことでありました。

聞けば、かみさんと娘でドラッグストアに寄っていた時、やはり同じような光景を目にしたと。
確かワイドショーで、「トイレットペーパーが品薄になるかも」というようなこと言っていて、
「そんなバカな」とは思ったが、血相変えて買いあさっているみんなの姿を見て、買わずにはいられなくなったとのこと
マスクについてはそれ以前から品薄が心配されていて、多少家にストックしてはあったけど…
案の定その晩からマスコミでは、「トイレットペーパー、大丈夫です。供給できますから、デマに流されないで」と連呼されていました。

私も思わず、「周りに流されて、デマだと疑いながらも大量買いするなんて」とかみさんや娘を責めたい気持ちでいっぱいでした
かみさんたちも多少しょぼんとしていました。

が、あとになって思ったのです。

かみさんは、①我が家、②かみさんの実家、③息子のアパート ④娘のアパート と4件の備蓄、食料、生活用具のことを気にかけていて、
管理責任を負っている自負があるのです。特に最近では、かみさんの実家の両親の体の自由が利かず、買い物もよく請け負っているうえ
この頃実家のトイレットペーパーが減っていて、そろそろ買わなければ、と思いっていた矢先のこと

情報はデマかもしれないが、万一本当に供給が遅れたら、こんなもの(トイレットペーパー)なくなった時、手に入れようがないではないか
子どもたちのアパートのためにも、今備蓄しなくては

そういう心理が働いてしまい、とても「大丈夫、大丈夫」という気持ちにはなれなかったのでしょう。

家においてある生活用具でのほほんと暮らす私と違い、管理責任の自覚がある者にとっては、デマと疑っていても、管理責任を問われるような事態のほうがはるかに恐怖である
どこかの悪質な転売屋と違い、家庭を管理する人の心理を考えると、一概に情弱、とけなす気持ちになどなれません。
改めて主婦に感謝です

そう考えると、昭和48,9年のトイレットペーパー騒ぎも、似たような心理だったのかもしれませんね
当時私は子どもでしたから、愚かな行動だ、と冷ややかな目でしか見ることができなかったのですが

たくさんの家庭を管理する主婦の気持ち、わからなくてはいけません。そして、そこに付け込む悪徳業者をこそ、
心の底から憎まなくてはなりませんよね。

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