songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

質問サイト

2011-03-05 00:40:52 | Weblog
思わぬ形で「質問サイト」が全国的にクローズアップされてしまいました。
こちらのサイトではなかったのですが。

私がパソコンを始めなければならなかった頃、パソコンやネットでは、簡単に人に何かを尋ねることは、最低の行為だとして、忌み嫌われたものでした。
わずか10年前の話です。隔世の感がありますね。
曰く、「ギブ&テイク」だと。
何か聞きたいならば、何か情報をよこせ。と。
そんな、極道の脅しのような怒号が飛び交う世界に土足に飛び込んで、私は何も聞けずにもがいてばかりいました。はい。友達も少ないので。

今考えると、その時代の心情もわかるのです。もともと複雑極まるコンピューターの世界を、ある程度わかりやすくみんなが使いやすいものに作り上げてきたのは、誰のおかげだと思っているのだ、という、パソコン先輩方のご意見。私も学生時代、理系の同級生たちが、「おい、カセットテープのコピー、お前の部屋ならできるんだったよな。」と言って、わけのわからない音の入ったカセットテープをコピーさせられた記憶が何度もあるので、その時代の人たちの涙ぐましい努力を全く知らないわけでもありません。コンピュータ雑誌をみると、これもわけのわからない数式や、数の羅列ばかりが載っている。

そういう人たちに向かって、「画像を結合したいので、誰か教えてください。」なんて質問でもしたならば、猛烈ないじめや嫌がらせにあった時代です。

その中で見つけた「教えて!goo」というサイトは、まるで神様にでも出会ったかのようなものでした。
聞けば何でも教えてくれるのです。今の時代だと何ということもないと思われるかもしれませんが、当時の私たちのような「新参者」にとっては、本当にありがたいよりどころだったのです。
しかも、深刻な質疑ばかりではなく、人間味あふれる森羅万象が取り扱われていて。私は何度も、「大切にしていきたいサイトだ」と思ったものです。

それが、今回こんな形でニュースになってしまいました。残念としか言いようがありません。この件に関してはいくつか思うところもあるのですが、きっといろいろな方がすでに述べていると思うので、割愛します。

実は、今回私が久々にブログに書きこみたくなった理由は、もうひとつあります。

最近、また時折私は、「教えて!goo」に、気まぐれに参加しているのですが…
いやな予感はしていたのですが、「やっぱりか…」という気分になりつつある質疑に参加してしまいました。

それは、教師と思われる方からの質問です。

今までの経緯でお察しかと思いますが、私自身も、一応そういう職業のはしくれに関わっています。
「教えて!goo」で長年回答してきて、最も失礼だと感じてきたのは、荒らし、悪ふざけ以上に、教師と思われる人の質問後の態度です。

お礼率が断トツで低い。
一生懸命答えても、お礼もなし、締め切りもなし、という態度をとるのが一番多かったのが、教師と思われる人たちからの質問でした。
最近回答した質問がそれに該当するとは限りませんが、なーんとなくいやな予感はしております。
どうしてなんでしょうかね。
子どもの質問に答え、人の心のありようを教えてくれる本職の方々のはずなのにね。
同じような仕事をしているものとして、恥ずかしい限りです。私も全く人のこと言えた義理ではありませんが、世間からたたかれて当然と思ったこと、一度や二度ではありません。

…すみません。また愚痴ってしまいました。もうすでに私のブログは、愚痴の吐き出し口になっている???
コメント (1)
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