songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

…はあ…なんだそりゃ…

2010-07-30 18:39:46 | マスコミ関係
大相撲。
前回あれだけ書いたけど、やっぱりというか残念というか、
本場所は行われてしまいました。

未だもって、釈然としない思いです。終わってしまった名古屋場所ですが、私は今でも「やるべきではなかった」と思っているし、実際、少しもよい方向に進んでいません。心配したとおりに事が進んでいる。

1.「膿み」なんて、少しも絞り出されなかった
 予想通り、場所中にもきな臭いうわさや報道がちらほら。そのたびに釈明して、土俵外での騒ぎは相変わらず。
 考えてみれば、「警察」が介入して調査を始めたのって、ものすごく最近じゃん。私が前回ロングランで書いた「いじめはあったのか」と同じ構図。
 「膿み」を全部出すつもりが微塵でもあるのならば、あんな簡単な調査で終わらせられるわけがない。その間、力士は相撲に集中できないし、「相撲界は改善されました」という姿は、名古屋場所中、少しも感じられなかった。残ったのは不信感だけ。それなら、あんなこと(膿みを出し切る)絶対に言ってはいけない。

2.調査特別委員会というのは、なんだったのか
 今回、私が最も許せなかった団体が、この団体。
 …いや、先に「成果」を語ったほうがいいかもしれない。理事長代行に村山氏を置いたことは、今回は意外にも効果的だった。
 毅然としつつも出しゃばらず、ある意味、力士、理事会の思うようにやらせてくれている。NHKはじめ外部団体との関係づくりを改めて打診し始めており、今までの「なれあい」だけではだめだという姿勢を具現させようとしている。また、それらの行動をした時、効果的にマスコミを利用しているのもよい。
 ただし一方で、「天下り枠一つ儲け」という批判もある。今回のことをきっかけに親方出身者でない人が理事長となることが慣例となってくれば、どういう人物がふさわしくなってくるか。今回の村山氏のような人の入る枠ができる、と、うがったものである。でもあながち「いちゃもん」とも言い切れないような気もする。

 さて、この「特別調査委員会」。どういう人たちがメンバーなのか、今一つはっきりとしないのだ。
 以前から、大相撲の生活指導外部顧問だったとかなんとか。
 それが、どれぐらいのところまで踏み込んで携わっていた人たちだったのか。力士たちのいろいろな事情に精通しているのかどうか。大相撲に詳しく、世間の一般感情や規範も理解しており、法律にも強く、何よりも大相撲への愛情がある人たちだったのか。相撲の世界の向上を願っている人たちだったのか。


私には、そこがどうしても納得できないのです。
「琴光喜?ありゃークビだよ、一番に」
あの一言に、そのあとどんなに繕おうとも、すべてが集約されていたではありませんか。
相撲の事情も、力士への計らいも、世間への配慮も、何より大相撲への愛着、愛情が一切ない。なぜこんな「何も知らない知識人」が委員長をしているのか?

後で自分なりにわかったことがあります。
あの委員会の真意は、「お金儲け」「(先述の)天下り先確保」「何とか体裁をつくろう」なのではないか?
名古屋場所を行うのと行わないの、どちらがお金が儲かるか。客が減少することは分かっていても、やったほうが金額は何とかなる。
実現はしなかったが、テレビ放送も現行通り行いたい。放映権料が入る。そのための弁護士も、3人もいます。

評価できるところは、先述の、全くやくざと絡んでいないルートの人事ができそうなところ。

相撲、力士をどうするとよいのか。彼らの人生をどうするとよいのか。私たちの好きな相撲、愛される相撲にするにはどうしていくとよいのか。
そちらのほうが根本だと思うのですが、そちらは全く述べられませんでした。

何だか、いろいろと、残念です。

そんなことを考えているうちに、「酒井法子さん、来年にも復活か?出演オファー殺到?」の記事が。


おい。


いい加減にせえよ。
なら、琴光喜の復帰も認めて、世間も歓迎するんだろうな。私は歓迎しますけどね。
コメント
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