7月8日の新聞で初めて知りました。
参政党は、「創憲」といって憲法を作り直したいと。天皇は「元首」とし、「教育勅語」を重視し、「国民主権」ではなく、「国 主権」とすると。
公表しておりますのでフェイクニュースでも何でもありません。
これについて、なぜネットもマスコミも言及しないのでしょうか?天皇がからむとセンシティブだから、あるいは伝家の宝刀選挙期間中だから特定の党のことを云々いうのは避けて公平、とかいういう大ウソ?
兵庫県知事選の時あんなに堂々とネガキャンやっていたマスコミが?
この提唱は、国家の根幹にかかわる非常に重要な問題を抱えております。選挙期間中だろうが何だろうが、触れなくてどうするんですか?
この党の、党員の集め方、党員に配るDVDの法外な金額など、いろいろと宗教染みた怪しさは聞いていました。といっても比較的最近ですが。
それでもこの党の主張の中に現在の日本が抱える大きな課題に切り込もうとするところがあり、支持者が増えるのもあり得るのだろうと考えてはおりましたが、冒頭の記事のことについてだけは聞き捨てなりません。
この主張、まとめれば「大日本帝国憲法に戻せ」でしょ?最も根幹的な思想として。
党員の皆さんや支持者の皆さんは、それを是としているのですか?ずいぶん多くの支持者を集めているみたいなのですが。
天皇は、「権威」であっても、「権力」ではありません。これは、世間からは「どちらかといえば右寄り」といわれがちな小名木善行氏が常に広めている話です。
何千年と続くたった一つの家系が日本のトップとして位置付いている天皇家。こんな国は世界中ほとんど例を見ません。ですから、日本の天皇の「国を代表とするお家柄」は、世界中どこへ行っても大きな敬意をもって迎え入れられます。
これを「権威」といいます。君主、元首、という言葉に置き換えられてもよいほどのものをもっているのです。
しかし、かつての憲法下での日本は、「元首」という言葉を用い、実質、権力者としての位置づけをした。いわゆる、将軍様の、さらに上をいくゆるぎない為政者としたわけです。
写真を全国すべての学校に配り、拝ませました。政治の中心に位置づけ、決定権を持たせました。最後にはそれを最大限悪用し、多くの過ちを含んだ道に進んでいきました。
天皇家が権力を振るわなければまとまっていかなかった古代と違い、平安時代以降、天皇は実質「権威」であり続けました。
権力をふるおうとした天皇(ご本人なりに大きなお考えはあったのですが)が動いた時、ろくなことにならなかったことは歴史がはっきり証明しています。
天皇の一系が日本の国のありように大きく関わり続けていたことを学んでいない人は多い。それは確かです。我が国のすばらしさを語るとき、天皇という存在は切っても切れない関係にあります。残念ながらそれを学んでいない人はものすごくたくさんおり、もちろん私も浅学です。だから参政党をはじめとした人たちの「もっと皇室について畏敬と学びを」の気持ちがわからないとは言いません。しかし、決して権力を握ってはいけないのです。大日本帝国憲法はそれを行い、最大限の悪用をしてしまったのです。徳川が退いた世で、日本には新しい「葵のご門」に当たる存在がないと国民は安心できなかった時代ですから、事情は分かるのですが、結末は皆さんが知る通りです。
教育勅語もその一つ。
これも私がこのブログで何度も触れてきました。時代背景として、国民には「いざ鎌倉」のご主人に当たる存在が必要でした。それにあたるのが天皇。
ですから、教育勅語の最後の項目にはそういうことが書いてあります。「国民はいざとなったら私のために心を一つにして動きたまえ」でも、それ以外の項目は、至極一般的な、生きる上での心構えがうたってある。
歴史的に価値あるものとして、それを改めて読むのを悪いとは言いません。でも今の時代、それをそらんじて読ませることに、それほどの意義は感じません。
それは、「子曰く、〇〇〇」であったり、「ならぬことはならぬのです」の会津の十のおきて レベルのことに過ぎない。洗脳まではできませんし、させる必要もない。
道徳という授業があるからです。
「国民主権」といわず、「国に主権」とは???やはり元首である天皇に政治的責任を持たせ、「国体」という言葉を再び悪用しようとしているとしか、私には読み取れません。
私は、「国体」という言葉は非常に重要な言葉だと思っています。我々の生活主体、守ってくれている存在、一体感の意識、その母体、最も大切にしていきたいものとして国という意識を持つこと。その意識は大切です。
でも、主権は国って…説明をあやふやにしているところに怪しさを感じます。
なんにせよ、今の憲法は壊してしまうというのがこの党の一番やりたいことということ。絶対に知っておかなければならないのです。
思うようにいかないとき、この党の方々が起こす活動として、「クーデター」の現実性を私は恐れます。
現実的に考えましょう。そんな憲法が、数年のうちに国民の理解を得て、新しく作れると思いますか?現在の陛下は、それを是とするのでしょうか?私は、違うと思いますよ。
どうにもならないとき、ここまでの考えを持った大きな集団がやりそうなこと それは2.26事件や5.15事件のようなクーデター
今支持している皆さん、そんなことをしたいと思っているのですか?
希望や強い意志を持った前向きな人が、この党の支持者には非常に多いように、私には見受けられます。党是は変えることができますから、今後も学んでいただきたい。しかし、
「間違っていたことに対しては責任もって訂正の公表をする」ことだけは忘れないでください。私はこの党は、まだ学び足りないところがあると思っています。党の運営についても、多少疑っております。
参政党は、「創憲」といって憲法を作り直したいと。天皇は「元首」とし、「教育勅語」を重視し、「国民主権」ではなく、「国 主権」とすると。
公表しておりますのでフェイクニュースでも何でもありません。
これについて、なぜネットもマスコミも言及しないのでしょうか?天皇がからむとセンシティブだから、あるいは伝家の宝刀選挙期間中だから特定の党のことを云々いうのは避けて公平、とかいういう大ウソ?
兵庫県知事選の時あんなに堂々とネガキャンやっていたマスコミが?
この提唱は、国家の根幹にかかわる非常に重要な問題を抱えております。選挙期間中だろうが何だろうが、触れなくてどうするんですか?
この党の、党員の集め方、党員に配るDVDの法外な金額など、いろいろと宗教染みた怪しさは聞いていました。といっても比較的最近ですが。
それでもこの党の主張の中に現在の日本が抱える大きな課題に切り込もうとするところがあり、支持者が増えるのもあり得るのだろうと考えてはおりましたが、冒頭の記事のことについてだけは聞き捨てなりません。
この主張、まとめれば「大日本帝国憲法に戻せ」でしょ?最も根幹的な思想として。
党員の皆さんや支持者の皆さんは、それを是としているのですか?ずいぶん多くの支持者を集めているみたいなのですが。
天皇は、「権威」であっても、「権力」ではありません。これは、世間からは「どちらかといえば右寄り」といわれがちな小名木善行氏が常に広めている話です。
何千年と続くたった一つの家系が日本のトップとして位置付いている天皇家。こんな国は世界中ほとんど例を見ません。ですから、日本の天皇の「国を代表とするお家柄」は、世界中どこへ行っても大きな敬意をもって迎え入れられます。
これを「権威」といいます。君主、元首、という言葉に置き換えられてもよいほどのものをもっているのです。
しかし、かつての憲法下での日本は、「元首」という言葉を用い、実質、権力者としての位置づけをした。いわゆる、将軍様の、さらに上をいくゆるぎない為政者としたわけです。
写真を全国すべての学校に配り、拝ませました。政治の中心に位置づけ、決定権を持たせました。最後にはそれを最大限悪用し、多くの過ちを含んだ道に進んでいきました。
天皇家が権力を振るわなければまとまっていかなかった古代と違い、平安時代以降、天皇は実質「権威」であり続けました。
権力をふるおうとした天皇(ご本人なりに大きなお考えはあったのですが)が動いた時、ろくなことにならなかったことは歴史がはっきり証明しています。
天皇の一系が日本の国のありように大きく関わり続けていたことを学んでいない人は多い。それは確かです。我が国のすばらしさを語るとき、天皇という存在は切っても切れない関係にあります。残念ながらそれを学んでいない人はものすごくたくさんおり、もちろん私も浅学です。だから参政党をはじめとした人たちの「もっと皇室について畏敬と学びを」の気持ちがわからないとは言いません。しかし、決して権力を握ってはいけないのです。大日本帝国憲法はそれを行い、最大限の悪用をしてしまったのです。徳川が退いた世で、日本には新しい「葵のご門」に当たる存在がないと国民は安心できなかった時代ですから、事情は分かるのですが、結末は皆さんが知る通りです。
教育勅語もその一つ。
これも私がこのブログで何度も触れてきました。時代背景として、国民には「いざ鎌倉」のご主人に当たる存在が必要でした。それにあたるのが天皇。
ですから、教育勅語の最後の項目にはそういうことが書いてあります。「国民はいざとなったら私のために心を一つにして動きたまえ」でも、それ以外の項目は、至極一般的な、生きる上での心構えがうたってある。
歴史的に価値あるものとして、それを改めて読むのを悪いとは言いません。でも今の時代、それをそらんじて読ませることに、それほどの意義は感じません。
それは、「子曰く、〇〇〇」であったり、「ならぬことはならぬのです」の会津の十のおきて レベルのことに過ぎない。洗脳まではできませんし、させる必要もない。
道徳という授業があるからです。
「国民主権」といわず、「国に主権」とは???やはり元首である天皇に政治的責任を持たせ、「国体」という言葉を再び悪用しようとしているとしか、私には読み取れません。
私は、「国体」という言葉は非常に重要な言葉だと思っています。我々の生活主体、守ってくれている存在、一体感の意識、その母体、最も大切にしていきたいものとして国という意識を持つこと。その意識は大切です。
でも、主権は国って…説明をあやふやにしているところに怪しさを感じます。
なんにせよ、今の憲法は壊してしまうというのがこの党の一番やりたいことということ。絶対に知っておかなければならないのです。
思うようにいかないとき、この党の方々が起こす活動として、「クーデター」の現実性を私は恐れます。
現実的に考えましょう。そんな憲法が、数年のうちに国民の理解を得て、新しく作れると思いますか?現在の陛下は、それを是とするのでしょうか?私は、違うと思いますよ。
どうにもならないとき、ここまでの考えを持った大きな集団がやりそうなこと それは2.26事件や5.15事件のようなクーデター
今支持している皆さん、そんなことをしたいと思っているのですか?
希望や強い意志を持った前向きな人が、この党の支持者には非常に多いように、私には見受けられます。党是は変えることができますから、今後も学んでいただきたい。しかし、
「間違っていたことに対しては責任もって訂正の公表をする」ことだけは忘れないでください。私はこの党は、まだ学び足りないところがあると思っています。党の運営についても、多少疑っております。