たまたま今日サイトを見ていたら、SKEの主力メンバー松井玲奈さんのコメントを見かけました。
「前々から感じてはいましたが、イベントへ参加してくださる方が減っている気がしています」
これを公の文として発信している松井さんは、非常に頭のいい娘さんなので、うっかり書いてしまった、というノリでは、決してありません。
はっきりと、確信をもって書いているのです。危機感が半端ないのでしょう。
劇場公演は、相変わらず好調、とのことです。それだけの魅力はあるのでしょう。
しかし、無責任な書き方で申し訳ないのですが、やはりAKBGは、下り坂に差し掛かったとみて間違いないのではないかと思われます。
ただ気の毒というか、気がかりな点があります。松井さんのこの記事の記述中、
「私たちの力不足」「もう一度原点に返って輝きを」のくだりです。
そんなことありません。彼女たちが非常に努力し、苦労していることは、ほぼ誰もが知っていることと思われます。
これ以上何を努力せよというのか。
客足が落ちたことは、彼女たちの責任ではなく、やはり運営側の責任です。
運営の在り方こそが、今後問われてくるべきなのです。
「もっと頑張る」ことを「やめる」決断力、右肩上がりをやめる決断力が、今こそ問われているのです。
なぜかと言えば、ついにAKBGが、飽きられてしまう時が来たからです。
日本の過去のアイドルに比べ、AKBGの寿命は例外と言ってよいほど長いものです。
その原動力はいっぱいありますが、根本として、音楽のクオリティの高さ、正統派のアイドルの道を踏まえたことが中心だと思っています。
ピンクレディーで言うところの「UFO」、モーニング娘。の「ラブ・マシーン」といった、
そのアイドルの頂点、代表曲がヒットしてしまうと、普通は下降線をたどって、後味悪く衰えていきます。
ところがAKBは違いました。
私は「ヘビーローテーション」が出たとき、「これがAKBにとっての、UFOかな。」と感じておりました。
しかしその後、売り上げはさらに上がり続け、「フライングゲット」という代表曲で、さらに膨れ上がりました。
もうないだろう、と思っていたところへ、昨年度の「恋するフォーチューンクッキー」です。
ここに、このグループのすごさを見ました。いろんな要素はあるけど、一番忘れてはならない、音楽性の高さを、きっちり守り通しているところが、長寿の秘訣なのです。
高橋みなみさんや、柏木由紀さんらは、いつも、「私たちも飽きられてしまうのではないか」ということを危惧しています。
私が感じるに、いよいよその時が来ていると感じています。
しかしその「飽きられる」は、彼女たちが想像しているような、「私たちの、女の子としての魅力が飽きられる」とは違います。
結論。「女性集団、幼い地声での歌唱体系」という音楽の耳障りに、飽きが来始めているということです。
一つのサウンドの形が、使われすぎてしまったということです。
顧みれば、ロカビリー、グループサウンズ、フォークソング、80年代アイドル、小室サウンドなど、一つの流行するサウンドの「色」ができると、日本人は、徹底的にそれを使いに使い果たします。そして今、飽和状態を超えようとしているのが、「女の子たちの集団ボイスポップス」です。
今でもAKBGの音楽性は高く、素晴らしいものがいっぱい出ています。
でも明らかに、供給過多です。
何をすればよいか。本当は答えは簡単で、適切な量の供給にとどめることなのです。
募集人員を減らす。予算も増やさない。公演も抑え、これ以上の拡大はしない。
あ、そういえば、珍しい成功例を知っています。SMAPです。あれぐらいのペース配分ができるかどうか。
そこに、引け際の美学を見せられるかどうか。今までの日本の音楽シーンから考えると、難しそうなのですがね。
「前々から感じてはいましたが、イベントへ参加してくださる方が減っている気がしています」
これを公の文として発信している松井さんは、非常に頭のいい娘さんなので、うっかり書いてしまった、というノリでは、決してありません。
はっきりと、確信をもって書いているのです。危機感が半端ないのでしょう。
劇場公演は、相変わらず好調、とのことです。それだけの魅力はあるのでしょう。
しかし、無責任な書き方で申し訳ないのですが、やはりAKBGは、下り坂に差し掛かったとみて間違いないのではないかと思われます。
ただ気の毒というか、気がかりな点があります。松井さんのこの記事の記述中、
「私たちの力不足」「もう一度原点に返って輝きを」のくだりです。
そんなことありません。彼女たちが非常に努力し、苦労していることは、ほぼ誰もが知っていることと思われます。
これ以上何を努力せよというのか。
客足が落ちたことは、彼女たちの責任ではなく、やはり運営側の責任です。
運営の在り方こそが、今後問われてくるべきなのです。
「もっと頑張る」ことを「やめる」決断力、右肩上がりをやめる決断力が、今こそ問われているのです。
なぜかと言えば、ついにAKBGが、飽きられてしまう時が来たからです。
日本の過去のアイドルに比べ、AKBGの寿命は例外と言ってよいほど長いものです。
その原動力はいっぱいありますが、根本として、音楽のクオリティの高さ、正統派のアイドルの道を踏まえたことが中心だと思っています。
ピンクレディーで言うところの「UFO」、モーニング娘。の「ラブ・マシーン」といった、
そのアイドルの頂点、代表曲がヒットしてしまうと、普通は下降線をたどって、後味悪く衰えていきます。
ところがAKBは違いました。
私は「ヘビーローテーション」が出たとき、「これがAKBにとっての、UFOかな。」と感じておりました。
しかしその後、売り上げはさらに上がり続け、「フライングゲット」という代表曲で、さらに膨れ上がりました。
もうないだろう、と思っていたところへ、昨年度の「恋するフォーチューンクッキー」です。
ここに、このグループのすごさを見ました。いろんな要素はあるけど、一番忘れてはならない、音楽性の高さを、きっちり守り通しているところが、長寿の秘訣なのです。
高橋みなみさんや、柏木由紀さんらは、いつも、「私たちも飽きられてしまうのではないか」ということを危惧しています。
私が感じるに、いよいよその時が来ていると感じています。
しかしその「飽きられる」は、彼女たちが想像しているような、「私たちの、女の子としての魅力が飽きられる」とは違います。
結論。「女性集団、幼い地声での歌唱体系」という音楽の耳障りに、飽きが来始めているということです。
一つのサウンドの形が、使われすぎてしまったということです。
顧みれば、ロカビリー、グループサウンズ、フォークソング、80年代アイドル、小室サウンドなど、一つの流行するサウンドの「色」ができると、日本人は、徹底的にそれを使いに使い果たします。そして今、飽和状態を超えようとしているのが、「女の子たちの集団ボイスポップス」です。
今でもAKBGの音楽性は高く、素晴らしいものがいっぱい出ています。
でも明らかに、供給過多です。
何をすればよいか。本当は答えは簡単で、適切な量の供給にとどめることなのです。
募集人員を減らす。予算も増やさない。公演も抑え、これ以上の拡大はしない。
あ、そういえば、珍しい成功例を知っています。SMAPです。あれぐらいのペース配分ができるかどうか。
そこに、引け際の美学を見せられるかどうか。今までの日本の音楽シーンから考えると、難しそうなのですがね。
