songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

書店、CDショップの底力 嵐CD予約の顛末から

2014-09-14 19:09:24 | 音楽
うちの子が血相を変えて部屋に来ました。

「嵐の新作CD初回限定盤って、もう予約できないのかな?」

以前、死神くんの件で書いたとおり、私自身は、嵐のファンでもなんでもないのですが、今回はたまたまうちの子がファンということで、ひと騒ぎ起きました。

どうやら、今度発売される嵐のニューアルバム「DIGITALIAN」は10月22日が発売ということで、発表されたのが先週の9日か10日あたりだったようです。
うちの子はファンと言っても、ファンクラブに入るほどディープではなかったので、情報を得たのが遅れたのでしょう。

で、欲しがっているのは、初回限定盤に入っているdvd。
予想通り、ネットでの予約を検索しても、軒並み「完売しました」「在庫はありません」
何とかして入手したいと探し回ると、いくつかのサイトが見つかりました。
「代引きはしません」「予約はキャンセルなしです」「値段は6300円です」…
この条件で、買ってもよいかと私に相談してきたのです。お金は自分の小遣いから払うから、と。

私も調べてみたのですが、通常のルート?で買えば、値段は3500円程度のようです。これは、いわゆる、ダフ屋商売に、うちの子は金を出そうとしています。
「それでも手に入れたい、自分の金なんだから」と言う子に対し、私はさらに検索を進めました。
すると、9月10日付の記事ではありながら、「ツタヤ、三洋堂に直接行って尋ねたら、予約が取れた」というものがあったのです。

「もう、14日だよ」と躊躇するうちの子を尻目に、私は近くの三洋堂に足を運び、「嵐のDIGITALIANですが、初回限定盤の予約はここで取れますか?」と尋ねました。
いい歳のおじさんですので、もちろんこっ恥ずかしかったですけどね。
すると、「まだ在庫があります」とのことで、早速予約。
無駄金を払わずに済みそうです。

岐阜県の片田舎、ということもあったのかもしれませんが、今回のことで、私は改めて書店の底力に感心しました。
何でもネットで注文、という時代になりつつある今、流通をつかんでいる現場の書店は、やっぱりすごいんだ。

同時に、苦い記憶も思い出しました。
うちの子たちがまだ小さかった頃、DS Liteを何としても手に入れようとしたのですが、どこを回っても、ネットで調べても在庫がない。どれだけ待っても見つからず、ついに折れて、ダフ屋っぽいサイトの、法外な値段で売っているDS Liteをネットで入手したのです。
今回の「DIGITALIAN」でも、同じことが起こっているのだと思います。


健全な流通ルートが商品を管理し、健全な買い物ができるようになってほしいものです。