FF11&14『オス猫日記』

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【戯言シリーズ】故人の株が上がりまくるシリーズ

2010年04月12日 23時06分44秒 | その他書籍
 零崎人識の人間関係。戯言遣いとの関係をラストに据えて、あとがきに沿って双識→出夢→伊織→戯言の順で読んでます。

 現在出夢まで読了し、伊織の中盤あたり。

 表題の人物との人間関係というよりかは、導入のきっかけやらが表題の人物で、中身自体は殺し名呪い名キャラのお祭りって感じですなー。

(双識とかラストにしか出てこんかったしな)

 殺し名とか呪い名が出てくるたびに双識の名前は挙がるんですけどね。本人の活躍がまともに描かれたのって、それこそ人間試験くらいな気が……。

 叶うなら小さな戦争中の双識の動向とか読んでみたいものですが。断片集との共闘だの決裂だののあたり含めて。

(断片集自体、名前しか出てきとらんからよくわからんしな)

 その辺狐さんの友人二人とかと一緒ですよね。

 ……その狐さんといえば、出夢編ではばっちりしっかり衝撃的な登場をなさってくれやがりましたなぁ。

 ネコソギ読んだ後だとあの人の発言は全部が全部、適当極まるものに思えて仕方がないんですが、それでもあのタイミングであんなこと言われたら出夢くんもたまりませんわ。

 あのオチの引き金を引いたのが狐さんの適当発言かと思うと、ほんとにあの人は最悪なんだなぁ、と。

(なかなかに衝撃的なオチじゃったのぅ)

 まあ、冒頭で委員長が登場した時点で、その前に読んだ双識編での記述と併せて、程度の差はあれああいう結果になりそうとは予想してましたが。

 しかし、切ないなー。

(ネコソギで関係性が示唆された時点では、ここまで壮絶で濃密な関係になるとは予想もせんかったわな)

 出夢くん(理澄ちゃん)自体が思ってた以上に西尾さんのお気に入りになってた、みたいなことがディクショナリに書かれてた気がするんですが、その辺影響してんのかな。

 零崎シリーズのスピンオフで、間違いなく一番株上げたキャラなのは間違いないですが。出夢くん。

(まず出番が多いからの)

 人間試験以外にはほぼ確実に登場してますからね。時系列的に登場できようはずもない話のときでも、人識の回想やら台詞やらでの登場がやたら多いっていう。

 今読んでる途中の伊織編で伊織にまで「よく話に出てくる」とか思われちゃってるレベルだし。

 出夢くんとの出会いやら蜜月やら決別やらがばっちりトラウマになっちゃってるっぽいあたり、人識と切っても切れないレベルの関係になっとる。

 つくづく、匂宮兄妹登場時にはまったくもって予想もできなかった展開ですな。

(そりゃ作者本人が予想しとらんじゃったろうし)

 伏線をばら撒いといて、あとから再利用できそうなら回収してつなげちゃう方ですから……。

 あとは死亡が確定してるキャラほど作中での評価が高くなる傾向にあるとか。噛ませ的な扱いをされたりあっけなく退場したキャラほど作中でのry

 そりゃ人間関係やら力関係も訳わからなくなりますわ。

(今後のスピンオフ展開やらはあるんかのう)

 あってほしいというのが、読み手としての素直な感想ですが。どうなんでしょうね。

 それこそ殺し名や呪い名それぞれ一冊ずつですとか、さらに謎塗れな玖渚機関、四神一鏡あたりの話とか出ないかなー。

(夢広がりまくりんぐ、じゃのー)

 戯言シリーズはまずもってアニメ化が絶望的なだけに、本筋の小説で展開してってもらいたいものです。

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