Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

手長海老とスズキの香草焼き

2005-12-29 | イタリアン
手長海老は大好物!
この時期しか食べられないし、店によってはものすごくお高い。
こちらでは、真っ当な価格で食べられます。

スズキも脂が乗っていて美味しかった。
私は、お魚だったらほとんどスズキを選ぶ。鯛などよりも好きなのです。
半割りのレモンをギュ~ッと絞っていただきました。

今年の〆はイタリアンで

2005-12-29 | イタリアン
今日は事務所の〆日だという友人に誘われ、彼女のスタッフと共に、彼一押しのお勧めイタリアンに、ご一緒させて頂いた。
目黒「ランテルナ・マジカ」。

久しぶりに、力強いイタリアンを食べた。

目黒駅から住宅街の奥へ、知った人に案内をしてもらわなければ、地図だけが頼りでは迷ってしまいそうな場所だ。
なのに扉を開け、厨房の脇を抜け、フロアに入ると、ほぼ満席。

食べ物を決めてからワインを選ぼうと、まずメニューを開く。
前菜、パスタ、ピアット、炭火焼にルーコラや豆や野菜などの付けあわせまで、豊富なメニュー。
今日のお勧めも取り混ぜ数種頼み、皆でシェアしながら食べることにした。

前菜は生ハム・サラミ・オリーブの盛り合わせ、ヤリイカのフリット。
生ハムとサラミは黒胡椒を頼み、挽きながら食べる。
料理に合わせて頼んだ赤のスプマンテが旨い。オリーブも上等。
ヤリイカの柔らかさと甘味に驚く。
フリットはどこのイタリアンでもあるメニューだが、簡単な料理なのに、旨いフリットを出すところは意外に少ない。
べたべたせずにからりと揚がった薄い衣、いくら食べても重い油臭さが上がってこない。
前菜はこうでなくっちゃ。

プリモはパスタ二種とリゾット。
牡蠣のリゾット、カルボナーラソースのリガトーニ、生うにのリングイネ三種を5つの皿にシェアしていただく。
おいしいー!!!
リゾットは米のアルデンテの具合と水分のバランスも良く、牡蠣もぷりぷり。
パスタの塩加減も良かった。
カルボナーラソースも旨い。リガトーニの太さとクニュクニュした触感を邪魔せぬように、パンチェッタが控えめ。こういう心使いが料理には必要で大切。
そして生うにのパスタも絶品。
生うにを使ったパスタはウニをけちけちしてクリームを多めにしても美味しくないし、だからといってウニばかりのソースにしても重くなりすぎる。
バランスが難しい。しかし、このパスタは良かった。
ウニのとろりとしたソースが平たいリングイネに程よく絡む。
生臭くもなく、良いウニだった。
次に来たときには手打ちパスタも食べてみたいなぁ。

メインは手長海老の炭火焼を、一人一尾ずつ頂く。
甘い!しかも身は香ばしいのにしっとり。
そして、皆は骨付きラムと鴨のローストを食べたのだが、私だけ我侭を言い、スズキの香草焼きを一人前だけ作っていただく。
一人の皿であるのにイタリアンパセリと半分のレモンが豪快に添えられているのも嬉しい。

そしてDOLCE
数種ある中から私はティラミスを選んだ。
「アイスクリームはありますか?」と聞くと、半分ずつ盛り合わせてくれると言う。
親切。
初めての店では、ドルチェは定番の物を頼む。すると、他のドルチェもほどほど想像できる。
スポンジにかなりエスプレッソを染み込ませているのがおいしい。
この味に、少々あらっ!?と思う。(これは良い意味で)
アイスクリームも美味しかった。
バニラアイスの旨さはミルク。おいしい牛乳を使わないと、物の悪さが顕著に出てしまうデザートだから、これがおいしいと、他のクリーム系のお料理も美味しいってことなんだよね。
想像にたがわず、友人の頼んだ冷たいブリュレも、旨かった。

エスプレッソをダブルで頼む。一口飲み、あっ!っと思う。
ティラミスを食べたときの「あら?!」の疑問が解けた。
エスプレッソが旨い!
たぶん、マシンを使ってないんだ・・・と思う(確かめてないけど^_^;)
だってそういう味じゃないんだもん。
レストランで、最後の珈琲でがっかりすることは多い。
なので、嬉しい。

最後に友人二人がグラッパを飲んだ。
ワゴンでガラガラと運ばれた物の中から、好みのものを選んでくれる。
お酒の好きな人には楽しい締めだろう。

シェフは恵比寿の「イル・ボッカローネ」の出だそうだ。
しっかりとした味に納得です。
フロアのスタッフも親しみやすい雰囲気でサービスも良い。お願い事も良く聞いてくれた。

今年一年の締めらしく、飲んで食べて、美味しく楽しい時間でした。
しかも、友人にはいつも御世話になってばかりであるというのに、
ご馳走して貰っちゃいました!ウルウル
ご馳走様でした!<(_ _)>