探査機「あかつき」の金星探査失敗 12/08
探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入は失敗に終わりました。
残念なことではありますが、軌道を修正し6年後に探査機「あかつき」に再チャレンジしていただく事に夢を繋ぎましょう。
金星は太陽系内では、大きさと平均密度が最も地球に似た惑星です。
そのため、金星は「地球の姉妹惑星」とさえ呼ばれています。
また、太陽系の惑星の中で最も真円に近い公転軌道を持っていますが、
地球の自転時間24時間に比して、金星の自転時間は、すなわち金星の1日はおよそ地球の243日に相当し、地球に比べて金星の自転は243分の一と惑星は静止状態に近く、通常なれば金星の昼は灼熱地獄となり、夜は二酸化炭素も凍る氷結惑星となる事が当然でした。
すなわち金星の地球時間にして120日の昼には灼熱地獄、120日の夜には二酸化炭素も凍る氷結惑星となる事が予測されていたのですが、金星の自転時間およそ地球の243日に比べて金星の大気の自転周期は地球時間として僅か4日であるため、金星表面の平均風速は秒速100メートル、台風の二倍以上の暴風が吹き荒れているため金星表面の平均気温にはそれ程大きな差は無いようです。
不思議ですね。
どうして地球では24時間毎に一日を繰り返し、金星の1日は何故243日なのか。
硫酸の雲に厚く覆われた金星の地表温度が何故平均で400℃にも達しているのか。
つくづくと地球は恵まれた奇跡の惑星だと思います。
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