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平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳女性編」

2011-07-25 18:21:39 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳女性編」7/25

 

平成19年簡易生命表(女)に拠れば、生存数は以下のとおり。

 

20歳女性の生存数は 99.512 これを100とすれば

30歳女性の生存数は 99.215 → 99.702

40歳女性の生存数は 98.735 → 99.219

50歳女性の生存数は 97.657 → 98.136

60歳女性の生存数は 95.284 → 95.751

65歳女性の生存数は 93.335 → 93.793

70歳女性の生存数は 90.476 → 90.920

 

また65歳女性の平均余命は 23.59年

  70歳女性の平均余命は 19.25年

 

図は20歳女性の経年生存数のグラフであり、20歳より70歳までを示した。

A-B-Cで示されるピンク部分の面積は、A-B-D-E全体を100とすれば1.0であり、

A-C-D-Eの面積は、99.0となる。

 

国民年金受給開始年齢を65歳とすれば、65歳女性の生存数は93.793であるので、

これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、105.6パーセントとなり、5.6パーセント余分に支払った事となる。

 

また、国民年金受給開始年齢を70歳とすれば、70歳女性の生存数は90.920であるので、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、109パーセントとなり、9パーセント余分に支払った事となる。

 

国民年金の実質払込金額と受取金の総額

 

国民年金の月額保険料は2017年4月より、16,900円であるので、この40年間分の支払総額は811万2千円となる。

 

国民年金受給開始年齢が65歳の場合

 

国民年金受給開始年齢を65歳とすれば、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、実質払込金額は856万6千円となる。

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているので、65歳女性の平均余命23.59年として受取金の総額は1861万円となり、掛け金の2.173倍となる。

 

これは実質36.8年の複利運用となるため、この年間金利は2.1パーセントとなる。

 

また国民年金の受取金が5/6に減額されたとすれば、65歳女性の平均余命23.59年として受取金の総額は1550万円となり、掛け金の1.81倍となる。

 

国民年金受給開始年齢が70歳の場合

 

また国民年金受給開始年齢は70歳となる可能性が高そうなので、同様に、

国民年金受給開始年齢を70歳とすれば、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、実質払込金額は884万2千円となる。

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているので70歳女性の平均余命19.25年として受取金の総額は1518万円となり、掛け金の1.72倍となる。

 

これは実質39.6年の複利運用となるため、この年間金利は1.3パーセントとなる。

 

また国民年金の受取金が5/6に減額されたとすれば、70歳女性の平均余命19.25年として受取金の総額は1265万円となり、掛け金の1.43倍となる。

 

 

平成19年簡易生命表(女) は以下より。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life07/hyo-f.html

 



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